デジタルの記憶

最近のTIG溶接機は、設定値を保存できる。 リモコンは、溶接しながら電流を調整できる。この利点は、溶接中にアナログメータを見ながら電流を調整する場合は便利だ。しかし、デジタルは、アークを出さなくても調整できる。それに、リ … “デジタルの記憶” の続きを読む

最近のTIG溶接機は、設定値を保存できる。
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リモコンは、溶接しながら電流を調整できる。
この利点は、溶接中にアナログメータを見ながら電流を調整する場合は便利だ。
しかし、
デジタルは、アークを出さなくても調整できる
それに、
リモコンがあるとせっかくの設定の記憶も溶接電流だけはできない。
それに、
高機能なデジタルはアッチコッチ捜査するのに
ある時は
本体で捜査
ある時は
リモコン
やりにくい。
だから、デジタルるにはリモコンいりません。
特に
アルミではね。アルミだけかも。
また
本体が離れているなら別ですが、電流を高めにするとリモコン無しでも何とかなる。
ま、何でもなんとかなる。
 リモコンがいらんなら、ケーブルを外すだけのことでした。

アークスポット

ボタン?トーチスイッチを押して、アークをスタート、0.1秒で勝手にストップ
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ってなことができる。
それも、
トーチボタンを押しっぱなしで
仮付け溶接にもってこい。ボタン押しっぱで。
150Aで0.1秒って人ではできない。
0.3秒ならできるが、
それでもボタンを押して離す操作を0.3秒ですると電極の先がブレる。

アルミの電流の範囲は狭い

溶接の電流は材料の種類、板厚、継ぎ手の形状で決まる。
簡単には
材料と板厚だ。

アルミが難しいのは
熱伝導率が銅以外かな、他の材料に比べて高いため使う電流が高い、そのため、手早い操作/スイッチの押しまくりが必要になる。
電流が高い場合は、いくら手早くできても限界がある。
だから、
適正な電流の範囲は狭くなるのでスイッチ/ボタンのポチポチで溶接中に電流を調整する

アルミの特徴は、

熱伝導がいい
融点が低い
溶融池の粘度がない。さらさら、水みたい。
「 鋳物 湯流れ 粘度」で検索
「溶融金属 粘度」で検索
湯流れは、ロウ付けでは「ぬれ性」かな。
溶接している感覚では、以下の順にねばい。
チタン>ステンレス>鋼>アルミ
TIGなんかで溶加棒をプール(溶融池)に入れるのだが、
飴ちゃん度(勝手に名付け)
チタン>ステンレス>鋼>アルミ
飴ちゃん度は、プール以外に溶加棒を当ててしまった時に母材にくっつき具合。

溶接すると引張応力

溶接すると引張応力 結果的に歪む(ひずむ) t1(板厚1mm)くらいのステンレス(sus304ってヒズミやすい)にTIGでアークを当てる 真ん中あたり そこが引っ張る。 結果的に色が変わっている所は板厚も厚くなる。 厚く … “溶接すると引張応力” の続きを読む

溶接すると引張応力

結果的に歪む(ひずむ)

t1(板厚1mm)くらいのステンレス(sus304ってヒズミやすい)にTIGでアークを当てる
真ん中あたり
そこが引っ張る。
結果的に色が変わっている所は板厚も厚くなる。
厚くなって、周りを引っ張る。
そのため歪む。
真ん中を少し溶かして歪んだSUS304
溶けた所だけをハンマーで何度か叩くとヒズミは直る。
溶接部を叩いて平にする

こんなことからも溶接部は引っ張る
と理解できる。

ショットピーニング(技術協会)は圧縮応力
ハンマーで叩くのと同じ
ショットピーニングは、
1-3mmの玉を圧縮空気などでぶつける。
表面を叩くので小さな気泡も潰れるため耐食性が増す。

そう(YouTube動画ギガ食います)です。
溶接部分は引張、ショットピーニングは圧縮。
引張より圧縮の方が良質。まし。
壊れるという点で引張は、割れにつながる。

ピーニングは、割れを防止するためにする。
溶接後10秒位内に割れることが多いのですぐに叩くとある。
1ポンドハンマーでビードの波が見えなくなるくらい叩くとある。
JIS検定でも溶接ビードを叩きすぎると失格になる。
これは、スラグを剥がす程度に叩くのとは違い、メチャクチャ叩くと失格。
ハンマーだから現場でできる。
ショットピーニングも現場でできるらしい。
超音波という方法もあるらしい。
話は違うが、
塗装前の表面処理にも使えるサンドブラストが施工している感じではよく似ている。
サンドとは砂のこと。
サンドペーパー(紙やすり)のサンド。
弱めのショットピーニング?弱すぎでしょ。

1パスで脚長9mm以上のフラックス入りワイヤ

「酸化チタン 溶接 フラックス」でグーグルしてたらNSSW日鐵住金溶接工業株式会社の技術情報にも(神戸製鋼の方はここ)こんなのがありました。ここ 1パスで脚長9mm以上の脚長が得られるように設計したフラックス入りワイヤ明 … “1パスで脚長9mm以上のフラックス入りワイヤ” の続きを読む

「酸化チタン 溶接 フラックス」でグーグルしてたら
NSSW
日鐵住金溶接工業株式会社

技術情報に(神戸製鋼の方はここ)こんなのがありました。
ここ

1パスで脚長9mm以上の脚長が得られるように設計したフラックス入りワイヤ
明日も休みだ。うれしいわ。

 

ルチール系?

DW-Z100 スラグ系(ルチール) MX-Z100 メタル系(鉄粉系) とか使ってますか?〜系無しで商品目で問われる。 溶接20年の師匠のお話しの中で 「ルチール系」という言葉が気になった。 ここに情報があると聞いた。 … “ルチール系?” の続きを読む

DW-Z100 スラグ系(ルチール)
MX-Z100 メタル系(鉄粉系)
とか使ってますか?〜系無しで商品目で問われる。
溶接20年の師匠のお話しの中で
「ルチール系」という言葉が気になった。
ここに情報があると聞いた。
神戸製鋼の「ぼうだより |技術がいど」


ここに
DW-XXXがスラグ系、ルチール系(酸化チタン)。スラグが多い。普通はこっち。Dual(2重の)Wire(ワイヤ)のDW。立向き260Aでたれない。スラッグって強烈!。
MX-XXXが鉄粉系。200が隅肉用。スラグ少ない。Mがメタル。
手棒(被覆アーク溶接)からしてライムチタニア系溶接棒かな?
スパッタが少ないのが特徴。
鉄粉系は勢いがあってスラグ少な目という感じ。
(感じです。ほぼ、B-XXとLB-XX関係しか使ってない。しかもそれ手棒)

下の方にある
フラックス入りワイヤの選び方の目安
が参考になると思う。

ところで、
DW-1SZ
亜鉛メッキ除去なしで溶接ができるらしい
大脚長水平すみ肉。脚長9~10が可能らしい
DW-50BF

神戸製鋼の者ではありません。
フラックス入りだと手棒(被覆アーク溶接)のようにビードを押さえてくれるのでキレイ。
で、
種類があるんで調べてみたという感じ。

SF-1、日鉄さんです。スラグ系です。

抜粋、

姿勢溶接性に優れているため下向、水平すみ肉、立向(上進、下進)などの溶接が同一電流(例:ワイヤ径1.2mmで260A)で高能率に行えます。特に、シームが無い特長により水素量はソリッドワイヤと同程度に少なく、耐割れ性に優れた溶接金属が得られます。

とある。すげーソリッドなら立向き120Aだもんね。さすが、スラグ系、仕事は倍以上早いでしょうね。

覚えるのは3つまで

ホントは2つかな。
話すことは2つくらいにしないと伝わらん
コミュニケーションって聞く側を良く見てないと2つでも大変だわ。

ブログで書いて
ページの量が多いと
きっと、読む人はいろいろ書きすぎって思っているのかもしれない。
若い頃、
機械操作の研修に 泊付きで行ったことがある。
何度も繰り返したことは覚えているが
どんどん忘れていく。
その機械を使わないと
さらに、忘れていく。
おぼえるには
自分で動くこと、話すといい。
自分で動くといくつでも覚えられるが、
話すことは7つまでとううわさがある。
20秒くらいで忘れる。
らしい。
言ったすぐから忘れる
ことばを記憶するむずかしさは、
知識の不足
蚊が飛んでいる
恐怖心などいろいろ
メンタルはなかなか変わらないし、
知識を増やすにも時間はかかる。
蚊取り線香の準備で話の流れが切れる。

画像で覚える。行動は画像や感覚も覚えられる。

だから、言葉は一度にいろいろ言わないようにしてるつもり。
あと
記憶するなら、繰り返し思い出すこと
寝る前に1度は思い出すといい

花が咲いたような所はビードを流しにくい

ステンレスの酸化している所は
酸素が入っている。
黒皮と同じ。
熱で炭素分を燃やさないといつものステンレスのプールにならない。

だから、電流を下げるか、しっかりブラシします。
仮付も
アークを止める場合は
1秒ほど止めておく。アフターシールドね。
溶接棒もその中に入れておく。

せっかくのアフターシールド
伊達で出しているのではありません。