アフターフローの時間

目盛りは電極の径 Φ1.6とかΦ2.4 電極が太いと冷えるのに時間がかかる デジタルは秒数を入れる 本来、電極の径が太いほど、長くということ。 また、電流で決まるんよね。 でも、トーチをすぐに動かす人はアフターフォローす … “アフターフローの時間” の続きを読む

目盛りは電極の径
Φ1.6とかΦ2.4
電極が太いと冷えるのに時間がかかる
デジタルは秒数を入れる
本来、電極の径が太いほど、長くということ。
また、電流で決まるんよね。
でも、トーチをすぐに動かす人はアフターフォローする意味がありません。
ここでは、Φ2.4の真ん中、8秒くらいある。
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デジタルの記憶

最近のTIG溶接機は、設定値を保存できる。 リモコンは、溶接しながら電流を調整できる。この利点は、溶接中にアナログメータを見ながら電流を調整する場合は便利だ。しかし、デジタルは、アークを出さなくても調整できる。それに、リ … “デジタルの記憶” の続きを読む

最近のTIG溶接機は、設定値を保存できる。
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リモコンは、溶接しながら電流を調整できる。
この利点は、溶接中にアナログメータを見ながら電流を調整する場合は便利だ。
しかし、
デジタルは、アークを出さなくても調整できる
それに、
リモコンがあるとせっかくの設定の記憶も溶接電流だけはできない。
それに、
高機能なデジタルはアッチコッチ捜査するのに
ある時は
本体で捜査
ある時は
リモコン
やりにくい。
だから、デジタルるにはリモコンいりません。
特に
アルミではね。アルミだけかも。
また
本体が離れているなら別ですが、電流を高めにするとリモコン無しでも何とかなる。
ま、何でもなんとかなる。
 リモコンがいらんなら、ケーブルを外すだけのことでした。

アークスポット

ボタン?トーチスイッチを押して、アークをスタート、0.1秒で勝手にストップ
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ってなことができる。
それも、
トーチボタンを押しっぱなしで
仮付け溶接にもってこい。ボタン押しっぱで。
150Aで0.1秒って人ではできない。
0.3秒ならできるが、
それでもボタンを押して離す操作を0.3秒ですると電極の先がブレる。

アルミの電流の範囲は狭い

溶接の電流は材料の種類、板厚、継ぎ手の形状で決まる。
簡単には
材料と板厚だ。

アルミが難しいのは
熱伝導率が銅以外かな、他の材料に比べて高いため使う電流が高い、そのため、手早い操作/スイッチの押しまくりが必要になる。
電流が高い場合は、いくら手早くできても限界がある。
だから、
適正な電流の範囲は狭くなるのでスイッチ/ボタンのポチポチで溶接中に電流を調整する

アルミの特徴は、

熱伝導がいい
融点が低い
溶融池の粘度がない。さらさら、水みたい。
「 鋳物 湯流れ 粘度」で検索
「溶融金属 粘度」で検索
湯流れは、ロウ付けでは「ぬれ性」かな。
溶接している感覚では、以下の順にねばい。
チタン>ステンレス>鋼>アルミ
TIGなんかで溶加棒をプール(溶融池)に入れるのだが、
飴ちゃん度(勝手に名付け)
チタン>ステンレス>鋼>アルミ
飴ちゃん度は、プール以外に溶加棒を当ててしまった時に母材にくっつき具合。

花が咲いたような所はビードを流しにくい

ステンレスの酸化している所は
酸素が入っている。
黒皮と同じ。
熱で炭素分を燃やさないといつものステンレスのプールにならない。

だから、電流を下げるか、しっかりブラシします。
仮付も
アークを止める場合は
1秒ほど止めておく。アフターシールドね。
溶接棒もその中に入れておく。

せっかくのアフターシールド
伊達で出しているのではありません。

 

焼きなまし(パス間温度)

パス間温度 焼きなまし状態にしないためにパスごとに温度が下がっていることを確認して多層の溶接をする。 やらかくならないよにパスごとに温度を下げてから溶接すること。 1層目の後で 溶接用の手袋をしてアッチッチとならないくら … “焼きなまし(パス間温度)” の続きを読む

パス間温度
焼きなまし状態にしないためにパスごとに温度が下がっていることを確認して多層の溶接をする。
やらかくならないよにパスごとに温度を下げてから溶接すること。
1層目の後で
溶接用の手袋をしてアッチッチとならないくらい。
(手袋なしだとやけどです)
ここでは、200℃以下とある。
正確には赤外線放射温度計で測ります。
この多層溶接すると「なまし」てしまう意味がわかりにくいが、
ロウ付けで強度を確認する時にわかりやす例に気づいたんで以下。

ろう付けでSS400 □10を付けている。
強度を確認するためにパイプレンチで回してみます。
角材全体を赤くしてろう付けした場合は
このように全体がねじれる。きれいにねじれます。
上はパイプレンチで破断してます。
ガスであぶって赤い時にネジッた?ってくらいよくねじれる。
なまってよくねじれる
ろう付けする部分だけを赤くしてすぐにロウを流して冷やした場合
下の板に近い部分だけがねじれてます。
赤くした所だけがねじれる。冷えたときの話です。
角材のなましが一部
角材は鍛造か何か四角くするために圧縮して加工することで四角にしている。
それを赤くして900℃近くまで温度を上げるのだから焼きなましのようになる。
これは、多層の溶接で繰り返し加熱して「なまし」をすると同じことになる。

加熱が長くできるTIG溶接は、焼きなましになりやすい。
溶接で材料を弱く、柔らかくしてしまうこともあることも覚えよう。
溶接してやらかくなることがある。
特に、炭素量が少ないSS材などは圧延して成形することで強度が増す。
これを溶接すると熱影響部は「硬くなる」のではなく、やらかくなる。
熱影響部は硬くなるって思い込んではいけません。
熱影響部は硬くなるのは、焼きが入りやすい材料のこと。
一般的に炭素量が多い。
S45Cなどの溶接後に急冷すると割れるということがある。
これは、「焼入れ」になる。
世の中の溶接のほとんどは炭素量が少ないSS材。
だから、なまる。鈍ることも知っておきましょう。
特に、この角材や形鋼のような成形した材料は弱くなる。

 

パルスの音 ビーとパッパッパ

パルス周波数(Hz)真ん中あたり「低速」は黒いツマミで半分見えん、下に「高速」が見える。低速は0から20くらい。0.5、0.7も見える。高速は0から500くらいある。溶接でパルス周波数は、簡単に言えばアークを切ったり、入 … “パルスの音 ビーとパッパッパ” の続きを読む

パルス周波数
パルス周波数(Hz)
真ん中あたり
「低速」は黒いツマミで半分見えん、下に「高速」が見える。
低速は0から20くらい。0.5、0.7も見える。
高速は0から500くらいある。
溶接でパルス周波数は、簡単に言えばアークを切ったり、入れたりを繰り返す感じ。
実際は、切るのではなく、低い電流と高すぎる電流を機械が勝手に切り替えることで
一瞬、超強力な電流が使えるので、勢いがある。
この切替のタイミングを
パルス周波数(Hz)
のツマミで調整する。
一般的には、
ローパルス
ミドルパルス
ハイパルス
普通の機械はハイパルスはない。
今ならレーザー
で、
この機械も、ローとミドルのパルス。
ローパルスは、数えられるくらいのパッパッパ
ミドルパルスは、数えられないビーという音がする。
1Hzのヘルツは、1秒間に1回。
 ローパルスで0.7くらいが落ち着いてできるかも。
テンポよいのは1.3くらいが心臓の脈くらいかな。
アークが集中し、ビードの流れも良くなるのが100Hz以上。
このくらいだと、ビーだから数えられない。
 

ティグ/TIG溶接 電極の突き出しの調整

電極の出し具合は、以下の順で多く出す。 角、突き合わせ、すみ肉 << 物理的にわかりやすい。 すみ肉の突き出しの調整は、以下のようにする。 1,隅に電極が当たるようにしてから 2,少し立てて、電極を短くする 実際の溶接は … “ティグ/TIG溶接 電極の突き出しの調整” の続きを読む

電極の出し具合は、以下の順で多く出す。
角、突き合わせ、すみ肉
角溶接突合せすみ肉
物理的にわかりやすい。

すみ肉の突き出しの調整は、以下のようにする。
1,隅に電極が当たるようにしてから
45°の角度で隅に当たるようにする。また、上から見て直角
2,少し立てて、電極を短くする
少し立てて短くする
実際の溶接は、下の板を狙う
すみ肉の狙い位置
何で下の板を狙うのかはここ、次、下、前の日。
下の場合もあるし、立ての場合もある。
ノズルを板に当てて調整している。
溶接時は進行方向に寝かすが、
調整時は寝かさない。

電極を見るために寝かす。
どうせ
寝かすので電極は長めでもいいが、
私がすぐに汚すので、このように短め