1パスで脚長9mm以上のフラックス入りワイヤ

「酸化チタン 溶接 フラックス」でグーグルしてたらNSSW日鐵住金溶接工業株式会社の技術情報にも(神戸製鋼の方はここ)こんなのがありました。ここ 1パスで脚長9mm以上の脚長が得られるように設計したフラックス入りワイヤ明 … “1パスで脚長9mm以上のフラックス入りワイヤ” の続きを読む

「酸化チタン 溶接 フラックス」でグーグルしてたら
NSSW
日鐵住金溶接工業株式会社

技術情報に(神戸製鋼の方はここ)こんなのがありました。
ここ

1パスで脚長9mm以上の脚長が得られるように設計したフラックス入りワイヤ
明日も休みだ。うれしいわ。

 

ルチール系?

DW-Z100 スラグ系(ルチール) MX-Z100 メタル系(鉄粉系) とか使ってますか?〜系無しで商品目で問われる。 溶接20年の師匠のお話しの中で 「ルチール系」という言葉が気になった。 ここに情報があると聞いた。 … “ルチール系?” の続きを読む

DW-Z100 スラグ系(ルチール)
MX-Z100 メタル系(鉄粉系)
とか使ってますか?〜系無しで商品目で問われる。
溶接20年の師匠のお話しの中で
「ルチール系」という言葉が気になった。
ここに情報があると聞いた。
神戸製鋼の「ぼうだより |技術がいど」


ここに
DW-XXXがスラグ系、ルチール系(酸化チタン)。スラグが多い。普通はこっち。Dual(2重の)Wire(ワイヤ)のDW。立向き260Aでたれない。スラッグって強烈!。
MX-XXXが鉄粉系。200が隅肉用。スラグ少ない。Mがメタル。
手棒(被覆アーク溶接)からしてライムチタニア系溶接棒かな?
スパッタが少ないのが特徴。
鉄粉系は勢いがあってスラグ少な目という感じ。
(感じです。ほぼ、B-XXとLB-XX関係しか使ってない。しかもそれ手棒)

下の方にある
フラックス入りワイヤの選び方の目安
が参考になると思う。

ところで、
DW-1SZ
亜鉛メッキ除去なしで溶接ができるらしい
大脚長水平すみ肉。脚長9~10が可能らしい
DW-50BF

神戸製鋼の者ではありません。
フラックス入りだと手棒(被覆アーク溶接)のようにビードを押さえてくれるのでキレイ。
で、
種類があるんで調べてみたという感じ。

SF-1、日鉄さんです。スラグ系です。

抜粋、

姿勢溶接性に優れているため下向、水平すみ肉、立向(上進、下進)などの溶接が同一電流(例:ワイヤ径1.2mmで260A)で高能率に行えます。特に、シームが無い特長により水素量はソリッドワイヤと同程度に少なく、耐割れ性に優れた溶接金属が得られます。

とある。すげーソリッドなら立向き120Aだもんね。さすが、スラグ系、仕事は倍以上早いでしょうね。

花が咲いたような所はビードを流しにくい

ステンレスの酸化している所は
酸素が入っている。
黒皮と同じ。
熱で炭素分を燃やさないといつものステンレスのプールにならない。

だから、電流を下げるか、しっかりブラシします。
仮付も
アークを止める場合は
1秒ほど止めておく。アフターシールドね。
溶接棒もその中に入れておく。

せっかくのアフターシールド
伊達で出しているのではありません。

 

溶接中に電流を変えれる半自動

被覆アーク溶接やTIG溶接はアーク長が変っても電流は変わらないように機械がしている。 炭酸ガスアーク溶接(半自動) は、突き出し長さを変えると電流が大きく変わる。電流を高めにしたければ、突き出し長さを短くする。電流を下げ … “溶接中に電流を変えれる半自動” の続きを読む

被覆アーク溶接やTIG溶接はアーク長が変っても電流は変わらないように機械がしている。

炭酸ガスアーク溶接(半自動) は、突き出し長さを変えると電流が大きく変わる
電流を高めにしたければ、突き出し長さを短くする。
電流を下げたければ、突き出し長さを長く。
短くは、限界があるノズルが汚れたり、コンタクトチップが溶ける。チップにワイヤが溶け付く。
突き出し長さを長くするのは、シールドガスがきかないくらい、アークが切れるまで、できる。

角は突き出し長さが短くなりやすく、
溝、アングルを直角に突き合わせた内側から溶接する場合は、突き出し長さが長くなりやすい。
逆ならいいのにね。
角は溶けやすいので電流は下がってもいい。
隅肉は溶けにくいので電流は高めがいい。 

焼きなまし(パス間温度)

パス間温度 焼きなまし状態にしないためにパスごとに温度が下がっていることを確認して多層の溶接をする。 やらかくならないよにパスごとに温度を下げてから溶接すること。 1層目の後で 溶接用の手袋をしてアッチッチとならないくら … “焼きなまし(パス間温度)” の続きを読む

パス間温度
焼きなまし状態にしないためにパスごとに温度が下がっていることを確認して多層の溶接をする。
やらかくならないよにパスごとに温度を下げてから溶接すること。
1層目の後で
溶接用の手袋をしてアッチッチとならないくらい。
(手袋なしだとやけどです)
ここでは、200℃以下とある。
正確には赤外線放射温度計で測ります。
この多層溶接すると「なまし」てしまう意味がわかりにくいが、
ロウ付けで強度を確認する時にわかりやす例に気づいたんで以下。

ろう付けでSS400 □10を付けている。
強度を確認するためにパイプレンチで回してみます。
角材全体を赤くしてろう付けした場合は
このように全体がねじれる。きれいにねじれます。
上はパイプレンチで破断してます。
ガスであぶって赤い時にネジッた?ってくらいよくねじれる。
なまってよくねじれる
ろう付けする部分だけを赤くしてすぐにロウを流して冷やした場合
下の板に近い部分だけがねじれてます。
赤くした所だけがねじれる。冷えたときの話です。
角材のなましが一部
角材は鍛造か何か四角くするために圧縮して加工することで四角にしている。
それを赤くして900℃近くまで温度を上げるのだから焼きなましのようになる。
これは、多層の溶接で繰り返し加熱して「なまし」をすると同じことになる。

加熱が長くできるTIG溶接は、焼きなましになりやすい。
溶接で材料を弱く、柔らかくしてしまうこともあることも覚えよう。
溶接してやらかくなることがある。
特に、炭素量が少ないSS材などは圧延して成形することで強度が増す。
これを溶接すると熱影響部は「硬くなる」のではなく、やらかくなる。
熱影響部は硬くなるって思い込んではいけません。
熱影響部は硬くなるのは、焼きが入りやすい材料のこと。
一般的に炭素量が多い。
S45Cなどの溶接後に急冷すると割れるということがある。
これは、「焼入れ」になる。
世の中の溶接のほとんどは炭素量が少ないSS材。
だから、なまる。鈍ることも知っておきましょう。
特に、この角材や形鋼のような成形した材料は弱くなる。

 

ボタンを押してもアークが出るまで時間がかかる

「この溶接機(炭酸ガスアーク溶接)は調子悪いよな」って、聞いてたんで、「古いからしょがないわ」って。現象は、・アークが安定しない。・ワイヤーが出ない時がある。・ボタンを押してもすぐにアークが出ない。よく考えると最後のはプ … “ボタンを押してもアークが出るまで時間がかかる” の続きを読む

「この溶接機(炭酸ガスアーク溶接)は調子悪いよな」
って、
聞いてたんで、「古いからしょがないわ」って。
現象は、
・アークが安定しない。
・ワイヤーが出ない時がある。
・ボタンを押してもすぐにアークが出ない。
よく考えると
最後のはプリフローの設定時間が長い?
・・・設定の問題だった。
プリフローの設定があったとは気づかんかった。
先入観で、余計なガスを出し続けてしまった。

ところで、
プリフローは、TIG機ならほとんど時間の設定ができる。
アークが発生してからシールドガスが出るんでは遅すぎるということ。
プリ=前
フロー=流れ

 

パルスの音 ビーとパッパッパ

パルス周波数(Hz)真ん中あたり「低速」は黒いツマミで半分見えん、下に「高速」が見える。低速は0から20くらい。0.5、0.7も見える。高速は0から500くらいある。溶接でパルス周波数は、簡単に言えばアークを切ったり、入 … “パルスの音 ビーとパッパッパ” の続きを読む

パルス周波数
パルス周波数(Hz)
真ん中あたり
「低速」は黒いツマミで半分見えん、下に「高速」が見える。
低速は0から20くらい。0.5、0.7も見える。
高速は0から500くらいある。
溶接でパルス周波数は、簡単に言えばアークを切ったり、入れたりを繰り返す感じ。
実際は、切るのではなく、低い電流と高すぎる電流を機械が勝手に切り替えることで
一瞬、超強力な電流が使えるので、勢いがある。
この切替のタイミングを
パルス周波数(Hz)
のツマミで調整する。
一般的には、
ローパルス
ミドルパルス
ハイパルス
普通の機械はハイパルスはない。
今ならレーザー
で、
この機械も、ローとミドルのパルス。
ローパルスは、数えられるくらいのパッパッパ
ミドルパルスは、数えられないビーという音がする。
1Hzのヘルツは、1秒間に1回。
 ローパルスで0.7くらいが落ち着いてできるかも。
テンポよいのは1.3くらいが心臓の脈くらいかな。
アークが集中し、ビードの流れも良くなるのが100Hz以上。
このくらいだと、ビーだから数えられない。