AP100起動の画面 メインメニュー

png
1展開図形———二次元CAD図の作成(この中のメニューから2・3・4までできる)
パーツ加工——-タレパンやレーザーによる切断データ作成
Gコードではなく図面でNCデータ/Gコードを作る)
3シート加工——–3×6(サブロク)や4×8(しはち)の定尺板での板取り、多数個取り
4シュミレーション
5データ管理(Dr.ABE_Bend
パラメータ管理
7メンテナンス

AP100は、簡単に言うとNCデータを作るソフト。
付け加えると
・2次元CADによる展開図作成
・タレパンやレーザ加工機の抜きのためのNCデータ作成
それに、
Dr.ABE_Bend(曲げNCデータ作成)とも連動。

「パーツ加工」は、抜きのNCデータ作成。「シート加工」は、サブロク板やシハチ板などの定尺板から板取り。
(定尺って尺303.03mmじゃ無くてフィート304.794mm らしい
「シュミレーション」は、パーツ加工、シート加工のNCデータでシュミレーション。Gコード編集もできる。
Dr.ABE_Bendは、「データ管理」の中のアプリから起動します。
パラメータ管理」で設定した値は、ソリッドワークスにアドインしているSheetWorks(シートワークス)も使う。タレパン、レーザ加工機の仕様、材料、曲げによる伸び代を入れている。

SolidWorks(ソリッドワークス)で作った3次元データをSheetWorksに変換し、「パーツ加工」してタレパン、レーザーのNC
データ作成手順はこちら

アマダさんの製品説明はここかな。

AP100 タレットパンチプレスのNCデータ(Gコード)まで

何かいろいろ気になることが多くて何も手付かず。
優先順位をつけてぽつぽつやらんとね。

前回、ずいぶん前だけど、曲げのNCデータを作成するまでの手順を記録しておいた。
そこでは、抜き(タレットパンチプレスとかレザー)のGコード作成については省略している。
ここでは、2つの動画で抜きのNCデータ(Gコード)作成までを記録する。
曲げのNCデータ作成はない。そっちはこちらだ。
1つ目の動画は、SolidworksからSheetWorksの展開図を作成するまで。ええ。前のとダブった?。SheetWorksがインストールされているパソコンでSolidworksを起動しています。AP100は関係ありません。ただし、AP100で使えるパーツをファイル名(BBB)で保存している。

ビデオの最後で「AP・見積指標出力」の画面で部品番号にBBBを入れてるところですが、AP出力情報の中のSDD(ネットワーク上で共有しているデータ領域。実はSQL Serverかも)を選んでいると以下の作業でBBBファイル名を見つけることができる。SDDではなくAP100CAMを選択していると自動的にAP100の「展開図面」が開くことになる。
注意したいのは、AP100CAMを選んだ場合は、その後の操作をしてからBBBファイルが保存される。AP100を選んだ場合が以下の図。
BBB
これだと、自動的に2DーCADが起動する。2DーCAD(タレパン、レーザの加工の設定画面)で正しく終了しないとBBBファイルは保存されない。ちなみに、AP60の下のSDDに保存しておくと即座にBBBファイルがSDDフォルダ
(ネットワーク上で共有しているデータ領域) に保存されるようだ。確実にSDDにBBBファイルを保存したい場合はAP60の下のSDDにした方がいい。タレパンの設定は、その後2DーCADを起動してBBBを開く。この開く操作を省略しているのが上図の設定だ。以降のAP100の説明は、SDDに保存されているBBBを開く方法だ。
次は、AP100。
上のビデオを作ったBBBファイルを呼び出すことから始まる。
抜きNCデータを作成するのは、下図の「パーツ加工」と「シート加工」だ。
ほとんど「パーツ加工」を使うと思う。あるパーツに対してSPCCなどの板から1つ以上の部品を取る場合はこれを使う。
シート加工は、複数のパーツを1枚の板から取る。
AP100top
ここでは、2の「パーツ加工」。
はじめ25秒。表題「加工段取り条件」で、加工方法、パンチングかレーザー、複合。製品の展開寸法、加工機の設定、金型配置の選択、ランプ位置の設定。材質、材料の寸法、配置基準点の設定ができる。
(今回のタレットパンチプレスの金型は角10と○20の抜き型しかありません。登録してません。)
CADで抜き金型の配置からGコードの作成まで。
金型を配置したらGコードは自動でできます。
金型の配置や、修正もしています。
NCデータができたら「シュミレーション」をしています。
Gコードと抜いている場所の関係もよくわかります。(動画の最後の方)

でわかったのが、「SolidworksやSheetWorksで直線的に書きたい!」 。
それってどうでもいいことがわかる。つまり、図面が直線的でなくていいだ。
ただし、自動割り当てができない問題はあるのだが。
これを図面で修正しようと考えていたことが問題というか複雑にしておった。
図面を修正するのではなく。
Gコードの自動割付ができてない(タレットパンチプレスで抜く金型を選択してない)部分は手動でやれば簡単。
つまり、図面の修正よりGコードの修正が簡単だったというわけ。
(Gコード修正って金型の軌跡の修正のこと、プログラミングみたいなことしない)
だから、このコーナートリートメント板金の閉じたコーナーはどうでもいいのかな。
「割付-線割付」があるがな。(*^_^*)。CADで、図で、Gコードを修正する。
それに、
Solidworksで頑張って直線的にしても、Sheetworksの展開図は結構ノッチみたいなもんが入る。
だから、SolidworksやSolidworksの図面で時間を使うより、Gコードの修正というわけです。

SolidworksとSheetWorks、AP100の関係 疑問点

疑問を書くだけ。 わかっているのは、Solidworksの展開図とSheetWorksの展開図の寸法は違う。 Solidworksのユーザー定義ベンド許容差(伸び代)、内Rの設定をSheetWorksではどう扱っている? … “SolidworksとSheetWorks、AP100の関係 疑問点” の続きを読む

疑問を書くだけ。

わかっているのは、Solidworksの展開図とSheetWorksの展開図の寸法は違う。
Solidworksのユーザー定義ベンド許容差(伸び代)、内Rの設定をSheetWorksではどう扱っている?
AP100のパラメータとどう関係している?
アマダの人に聞けばいいのだが。
材質や材料の違いで、伸びの違っても曲げの段階で調整すればなんとかなる。
特に薄板だし、
どの寸法にも公差が入ると面倒だがたいていはなんとかなる。
ということで適当な抜きになっているかもしれない。
もう少しシビアにすると問題があるのだろう。
ベンダーで曲げていると誤魔化してしまう。

ベンド展開長補正とは伸び代のことだ。

AP100やSheetWorksなどの用語解説、アマダさん。

解決、寸法を同じにする

プール(溶融池)が見える溶接 YouTube集と一部当社

溶接のプールの状態が見える動画。
プールとはアークの熱(6,000度)で溶けた金属の池、日本語では溶融池(ここは鉄の融点1500)のこと。
溶接している人は主にこのプールの状態を見ている。
プールの後ろの方がビードの状態を決める。
プールの先頭が溶け込み具合を決める。
プールの幅は溶接スピードと関係がある。

プールとスラグの区別がつきにくいのが被覆アーク溶接だ。被覆アーク溶接はスラグの被り具合を見たりする。
炭酸ガス溶接とTIG溶接はプールがよーく見える。
ただし、
やっている本人が一番良いポジションから覗いているので他人が見る角度ではプールは見にくいし、見えても溶接をしている本人が見ているプールの形とは違う。
他人がプールを見づらいのはガスを囲んで通すためのノズルが邪魔なのだ。
被覆アークにはノズルがないので360度全方向から見ることができる。

一部、人の動画に能書きを書かせていただいております。(^_^;)

TIG溶接

炭酸ガス MIGもあるかも 高級な機械だと0.001秒単位で電気を制御してるんでアークが見えない時がある。

被覆アーク溶接

この会社?の動画がすごい。上のリンクの多くがこれだ。
どうやって撮っているんだろうか。赤外線ならわりと簡単に撮れると思うが、
カラーだから赤外線フィルターなんかつかってない。しかも高速度カメラだし。
やっぱり、メーカーなんだろうな。

YouTubeじゃないけど
ここはすごい。
日本溶接協会さんの動画コンテンツです。
JIS検定試験の内容で、めちゃくちゃ詳しく説明があり、プールも良く見えます。
TIGでは溶加棒の送り方が2つ説明させれてます。ここをクリックして、「2.ビートオンプレートによる実技」をされにクリックして、はじめの方。
こちらにも溶接棒の送り方
こりらも、日本

以下当社です。
N-2V
TN-H TIG(アルゴン溶接)横向き突合せ ステンレスおもいっきりローリングです。そして、アングルがすごい。世界初のアングル。

ショート、炭酸ガス

何をどこに書いたのか

ブログは日付順に並んでいるので「あれをした後にそれしたなー」って感じで思い出せる。結構、日付とその前後関係は覚えている。あとは、現実世界のように場所の感覚があればいいのだが。それは望めない。で、ウィキも作った経過がある。 … “何をどこに書いたのか” の続きを読む

ブログは日付順に並んでいるので
「あれをした後にそれしたなー」って感じで思い出せる。
結構、日付とその前後関係は覚えている。
あとは、現実世界のように場所の感覚があればいいのだが。
それは望めない。
で、ウィキも作った経過がある。
とにかく楽しく書き込みたいので面倒と思えることはしたくない。
ウィキも書くとなると面倒かな。

ニッコリの勧め

ここはブログです。ブログなんでブログということです。内容は聞き流す程度のもの。にっこりして読みましょう。そうすると良い文書に見えます。 最近、「にっこり」って言うことが多い。にっこりしていると以下の効果がある。・いい言葉 … “ニッコリの勧め” の続きを読む

ここはブログです。ブログなんでブログということです。
内容は聞き流す程度のもの。
にっこりして読みましょう。そうすると良い文書に見えます。

最近、「にっこり」って言うことが多い。
にっこりしていると以下の効果がある。
・いい言葉が出る。
・周りの人が話しやすくなる。周りは思ってなくても自分は思っている。
・人は明るい性格の持ち主かと思ってしまう。自分でも思っている。
・話しかけて来る人が増える。 カウントしたことないので増えたかどうかは不詳。
などなど。
他人は見た目と、言ってる言葉、態度でその人を判断する。
(以心伝心ってほとんどの地球人には不可能)
結果、
いい雰囲気やいい環境が出来上がり、
自分にとっては環境が味方になる。
私はケチだが、こんなのしていても金銭的な負担はゼロ。これがいちばん言いたいことだったりしてね。
竹中直人の有名なギャグ?

言葉より見た目の方が影響大だ。
言ってる竹中直人の脳内は表情と同じではなかろうか?
普通、ニッコリしてたら楽しいことを言う。
焼肉食ってたら楽しい気分になる。

でも、にっこりは社会人になってその効果がわかった.
中高の学生時代だとニッコリしてると何か言ってくるやつがいると思うが、社会人にはそんな嫌な人、いないので大丈夫だ。
社会人にもじゃっかんいるかな?
いたら、近づかないことだわ。回避だ。
お構いなしにニッコリだ。
(自分をなぐさめる)
にっこりしている人に対して変なやつは悪いヤツだからほっとこう。
悪はいやな顔をしてるもんだ。悪と付き合うと自分も悪になるから放っとく。
つられるな。
自分はにっこりだわい。
これで会社辞めんでエエで。
ニッコリは環境を味方にするでー。

以上
つぶやきです。
ニッコリってブログでつたわるかな~。
流されることが多いが、かまわずニッコリ。しつこいくニッコリ。
口でもニッコリ。
声を出してニッコリ。
私の性格はしつこいbytuma.

追記 平成26年12月30日
NHKで100人だったかな。
運がいい人を探すために
新聞に載っている写真の数を数えてもらう
実は、新聞の半分くらいに「写真の数は全部で53枚です。」
とか
「この文書を読んで枚数を答えると5万円差し上げます」
などとも書いてある。大きな文字で。
要は運のいい人はリラックスしており、写真を数えている途中でその文書に気づくということらしい。
で、
2人が気づいた。
ふたりとも自分で運がいいと言ってた。一人はラグビーで全国的な大会に限って優秀賞とか
もうひとりは?
大体の記憶。
面白かった。
こちらにも書いてます。
例によって白人のだれか研究者が本当に調査したらしい。
運のいい人ってあると思うが
白人の研究者は、「常にリラックス」。らしい。
ニッコリもリラックスにええでー。

ティグ/TIG溶接 ローリングの原理

TIG溶接は、アルゴン溶接ともいう。 大きなトーチでもあれば説明しやすいが、ないので、 ステンレスのパイプを使います。このパイプがノズルと思ってね。 ところで、ローリングって何?という方はこっちへ。ローリングの動画集です … “ティグ/TIG溶接 ローリングの原理” の続きを読む

TIG溶接は、アルゴン溶接ともいう。
大きなトーチでもあれば説明しやすいが、ないので、
ステンレスのパイプを使います。このパイプがノズルと思ってね。
ところで、ローリングって何?という方はこっちへ。ローリングの動画集です。
ローリングって一般的な言葉なんだろうか?。
ローリングはTIG溶接でしか使わない。
ローリング?。「ウィービン」、「あてて溶接する」、「こねる」、「転がし」って表現する人もいる。
(そういえば、手棒とか、手棒溶接、手溶接、電気溶接って一般的な言い方だと思うが、本などでは被覆アーク溶接とある。被覆アークって言い難いよね。)

溶接の話だが火が見えないm(__)m。
ローリングはアークを出さずに練習するのがいい。
私はこの説明を聞いてローリングが転がすという意味であったことを思い出した。
そう私はとってもよくわかりました。ありがとうございます。
私は、この教え方自体がすごいと思います。

ステンレスパイプ 外径114.3 3.0厚

やり方自体は簡単です。って結論です。
初めにチョークで書いたジグザクが見えますね(一流の腕を持つ師匠がお書きになりました)。
TIG溶接機のトーチのノズルの径は小さいのでローリングしているところがわかりにくい。
こんなにでかいと、どのように進むのかわかるよね。
転がすのだが、転がす時に斜めに進む(そのとき電極は同じ所を狙う。これが結構動くと、結果的にはウィービングになる)
(動画ではわかりやすいようにパイプを完全に寝かしていることが多いが、実際はもっと立てます)
切り替えしの角度で溶接方向の速度が変わる。
転がすから母材に引っかかるようなことはなし、滑らか。

ノズルの動き以外の話をすると、
トーチを持つ手やその手首を見ているとここも丸を描いている。
ひじは上下運動っぽい。肩は動いてるという程度。
手首をローリングさせるにはハンマー持ちではうまくいかない。
手首をやららかくするには、バドミントンのラケットを持つようにする。

ローリングはパイプのような手首またはヒジを固定しにくいときにしかたなくするのか、それとも、積極的にするのか?。というと初めから練習する必要はない。
手首などで安定させることができて、さらに長時間の仕事に耐えることができるなら浮かせた状態でトーチを進める。この方が局部にアークを集中させやすい。
ただ、隅肉溶接ならノズルをつける方法がいいだろう。
TIG溶接は左手で溶接棒も入れなければならないため、初めからローリングの練習をしてはいけない。
溶接棒を安定して入れることができて、フリーでトーチを進めるができるようになってからローリングをすればいいと思う。
初めからローリングを教えるのは難しいし、
開先加工の面や隅肉を溶接すると自然にノズルを当ててコネルようになる。

2012年1月21日追加
ビード置きのような練習では、つるつるの面でローリングするのでときたま滑るようなことがある。
この対策して以下のようにノズルを立てるようにするのはどうだろう。ビデオのように適当なペンでやってもらうとわかる。
(立てるので電極はノズルを横から見て1mm程度しか出さないので電極が汚れ防止にもなる)
このビデオではわざと滑っているように見えるが実際の溶接もこんなんだ。滑って、急いで戻してもいったんシールドから外れると黒くなって酸化してしまう。

立てると滑ることはなくなるが、
プールを見るためにのぞくのがたいへんかもしれない。
見やすい角度と溶加棒を入れるのと同じ方向なのでヘルメットと溶加棒がぶつかる。
私は、開先加工面があるときはわりとねかしてするが、ビード置きのような平らな場合は立てるほが楽。
また、
立てると、少しやりやすいと思えるのが戻る動作。「あ、溶けてない」って所が見えたら戻ることがある。戻る必要があるのは老齢な私だけかもしれないが。
ところで、戻るっていう動作は被覆アーク溶接ではスラグの巻き込みになりやすいので、基本的にやってはいけない(真っ赤かな状態なら別)。

平成24年8月24日追加(開眼?)
前のペンを使ったローリングで「立てる」ことを強調した。(あれから半年経過、ほぼ半年ぶりのTIGだ)
これは、ノズル(赤く見える陶器/セラミック製)の当て方の問題。
ペンの場合は全部筒、筒だ。単純な筒。(しつこいが)
こんな変な持ち方をする人はいないが、
きっとこのように持ってローリングすると誰もが簡単にできるのではないだろうか?
BlogPaint
こんなペンシル形もある
これならローリングは簡単かも。
ペンシル形トーチ
さて、
トーチはTの形をしている。
持っている位置とノズルは力学的?に複雑だ。
作用点と力点と言葉で説明したい。(手の位置と作用点の位置関係を意識したのが開眼?だ)
写真の?が作用点、二重の?が力点だ。
上の写真なら力点と作用点が直線上(真下)にある。
下の写真の力学は複雑だ。
BlogPaint
力点?(二重):力を入れている場所
作用点×:力が外部に働きかけている所

円筒/ペンなら力点は作用点の真上。真上にあるから作用点の処理は簡単だ。
(この時、ローリングって簡単だとさらに思えた。しかし、)
T形をしているトーチはそうはいかない。
矩形に曲がった先に作用点がある。
そして、作用点は円筒/ノズルの縁/フチ/カドだ。
ノズルのカドが母材を押している。これがポイントだ。って当たり前のことを気づく。
しかし、
T形は力学的に難しい。
だから、
練習中以下の状態になることが多い。
力点/手は回転してコネるのだが、練習を始めたころは溶接方向にトーチを進めようと
力点/手自体が右に進んでしまう。
そうするとローリングしているうちに下のように手が先に進んだ感じでそこでローリングすることになる。
つまり、力点/手が進行方向に進んでしまう。
進むのは作用点/ノズルのはずだが。

進めるのは作用点/ノズルなのだがうまくいかない。
意識しないといけないのはノズルの縁/フチなのだ。(これを母材に押し付ける)
これに気づいたのは、
電極を少し長めにしてもできる!!。と思った、その時だった。
(電極を出すとどうしてもノズルは傾けなければならない。ノズルを斜めに傾けても、ノズルのカドを当てるのだから同じことだと思えて、力点/手はノズルを母材に押し付けるように回転/モーメントをかける。と思えたことだ。ここの回転はコネるの回転。手首の回転とは違う。T形のトーチでの正しい力のかけ方はハンドル部分にモーメントをかけてノズルのカドを母材に当てる。ここで言う回転/モーメントは、結果的に母材に直角に力を加えることだ。)

BlogPaint

練習を続けていると手首は柔らかく、ヒジは回転できるようになり、ノズルの作用点部分に意識がいくようになった。
その後、最終的には、プールに意識がいくようになる。
考えてみると。
手首を柔らかく、ヒジを回転できるようになるのが先なのかもしれない。
初心者のころは、
トーチの持ち方はハンマーではなく、バトミントンラケットを持つような気持ちとかという意識はあった。
しかし、
作用点には気づかなかった。
(こんな表現でも私の記憶には残るだろう。と思いながら書いている。動作の記憶のためだ。)

言葉で書くのは難しんで。もう一度。クドく書く。
ノズルを立てるとハンマー持ちのようになって押さえやすい。
押さえやすいのでローリングして進めやすいというわけだった。(初心者のころ)
ところが、
練習を積み重ねると、結局ノズル (赤く見える陶器製) をうまく転がせればいい。
転がすには作用点を母材に対して垂直に力を入れるようにモーメントをかけて持ってコネればいい。
さらに、付け加えると。
これが結構重要かもしれないが、
「さっさとパイプで横向き姿勢でビードを置く」
実は、モーメントに気づいたのはパイプをした時だった。
では、パイプと平板でのローリングにどんな違いがあるのか?
・平板 :無駄な方向への力を入れていても何とかなる
・パイプ:パイプの中心の方向だけに力を向けないとすぐにすべる
すべるので練習になる。ということだ。
平板で横向き、下向きがうまくいきだしたらさっさとパイプをする。

あと。落ち葉拾い。
・母材は動かないように徹底的に固定しておく。
・T形での力の入れ方が分かったらノズルのどんな縁/フチでもローリングできる
・ローリングする位置と自分のヘソの位置。要はやりやすくする。実は、ローリングだと体が自由に動かせるので常にやりやすい位置に体を移動できる。ただ、自由がきかない場合は、ビード終端で最も楽な姿勢になるようにスタート位置を決める。
・無理しない。特にスタート時などうまく行かなかったら一瞬だがボタンを押してアークを止めて、体勢を整えてからボタンを押し直す。これが素早くできる練習をしておくと致命傷な部分を最小限にできる。
クレータありにしておくとボタンを押さなくても溶接可能。ステンレス鋼の溶接は普段からクレータありだ。)
・溶接棒の先端を常に母材に当てておく。溶加棒のピストン運動はしない。溶加棒の先端が母材に当たっていると棒が溶けて玉にならない。重要!。先端カドを当てると溶加棒が溶けて流れるようにプールに入る。シールドガスの保護が常にある位置に置くことができる。
棒を持つ手は、材料やバイスプライヤーをはさんでそれらの上に手を置いて安定させる。棒は母材にピッタリ、平行に付ける。下図は角をつけすぎ。矢印のように下げる。
BlogPaint

溶加棒のカドが浮くと以下のように棒だけだ溶けた玉になる。「母材から離れると玉になる」と覚える。
棒と母材はなるべく平行。棒を母材に軽く押し付ける感じだ。
基本的に2mm径の棒ですからすぐに溶けるのはしかたない。板みたいに大きくありませんから。
常にプールに棒が付いている感じです(少しずつ棒を送る)。
溶接棒の先が常にプールに入っている状態だと写真のように斜め
に溶けて先がプールにつながっている。
y308溶接棒の先端
棒がプールから離れていたら、プールに軽く触れるようにする。だから、左手の微妙な動きが必要。プールに棒が入りするぎるとビードが盛れてしまう。棒がプールに入ってないと玉になる。TIG母材溶接棒角度だめ

パイプをすると母材が曲がっているので角度の変化には気をつける。
適切ね溶加棒の径を使うこと。
・プールにゴミのようなものが浮いて着いて来るものは酸化物。少し冷やしてからする。
・3mm厚のステンレス鋼の溶接電流は65A。 溶加棒の径は2.0mm。遮光番号No9。で練習した。
・トーチの持ち方。作用点は力点から遠いいね。バトミントン?持ち。
スマホ持ち第二関節あたりで握ると器用に回転できる

TIGトーチの持ち方
スマホ持ちは手袋があるとわかりにくいので。
TIGスマホ持ち

スマホは、第一関節あたりで固めて、親指で操作しますよね。トーチでは親指は動かしません。スマホでは、親指で操作するために、スマホを人差し指、中指、薬指の第一関節あたりで軽く握ります。親指がとどかない時はスマホを握り直します。だから、スマホの角度も簡単に変えれれる。
BlogPaint

バトミントンは手首を非常に使う。硬式テニスならこんなことはできないだろうというくらい手首を使う。スマホは、親指でキーを打つ。握りしめない。
親指と人差し指でだけで持つ感じだが親指はスイッチを押せる。
ある程度、進むと中指、薬指も使うことになる。
・ケーブルの重さを知るために、初めは必ず親指と人差し指で溶接時のケールなどの重さを確認する。

平成24年11月25日追記こっちもどうぞ。

ティグ/TIG溶接 ローリング YouTube集

TIG溶接機のトーチのノズルはお茶碗と同じセラミックなのでとっても熱に強い。 溶接時に1000度以上の金属に付けても平気だ。(鋼の融点は1500度以下)。 ローリングは、このノズルの丸みを利用して電極と母材の距離を一定に … “ティグ/TIG溶接 ローリング YouTube集” の続きを読む

TIG溶接機のトーチのノズルはお茶碗と同じセラミックなのでとっても熱に強い。
溶接時に1000度以上の金属に付けても平気だ。(鋼の融点は1500度以下)。
ローリングは、このノズルの丸みを利用して電極と母材の距離を一定にする方法だ。
電極がジグザクに動くので鱗のような模様がきれい(これを小さくすると効率よい)。
私は、ノズルにローラーというか当てて滑らせるようなものが着けられるといいなーーって思う。
そんな製品があるのではないかと検索もしたが見つからない。
仕事上必要ないんでしょうね。

外来魚さん

うら若き職人のアルゴンローリング溶接ばい。2011.4.21
ステンレスのTIGローリング溶接
TIP TIG PRODUCING HIGHEST TIG PIPE DEPOSITION 溶接棒は自動送給
もひとつ パイプの開先面があるのでローリングしやすい。するほうが楽。
溶接棒の自動送給装置は見たことない?。日本ではミグボーイがあるからかな。
20年前は自動送給装置のカタログってあったとおもうのだが。ローリングと関係ないな。


2ちゃん
ブラジル パイプ  円筒隅肉
TIGだけじゃない。いろいろ
ついでに溶接棒の持ち方、送り方。外国版かな。この持ち方はごつい手袋でもできる方法だ。
でもよく見るのはこれ。前の動画です。親指で送る感じ。中指と人差し指か中指と薬指で溶接棒を挟む。
溶接協会さんの動画コンテンツのTIG溶接のビートオンプレートによる実技でも溶接棒の持ち方の説明がある。

ついでに、我社のローリング解説