まずは、説明で。コーナー(カド、角)に逃げ(ノッチ、切欠き)を作って曲げの抵抗になる部分を削除しておくことがある。板厚1.6以上ではこれがないと曲げにくい。
何をみつけったって。
トリートメントしてないとこれ。箱曲げのコーナーの一部。展開状態だ。
(エッジフランジ長が3mm程度の小さなものなので板厚0.8mmがめちゃくちゃ大きく見える)
トリートメントしたらこれ。えーわ。
これならAP100でのタレットパンチプレスのNCデータ作成が簡単になる。
つまり、角の金型一発で抜ける。トリートメントしてないと0.6mm程度のノッチをレザー加工だわ。いけません。
トリートメントがないとAP100の2DーCAD図面の修正が必要になるだ。
以前書いたページの最後でもんもんとしていたのだが。
あるプロパティを編集していて気づいた。
この”展開”ボタンのプロパティ編集する機会はないとおもうが??
これ
プロパティを開いた図。
チェックを外したり、付けたりしてうれしかった。
これをチェックするだけで1操作が省けるんか。
AP100の2DーCADで線を引き直すより簡単だ。
それにしても、
「Solidworks」や「ソリッドワークス」と「穴あけ ノッチ 割れ 曲げ」の組み合わせで検索したが見つからなかった。だいたい、ネット上で板金でSolidworksの情報が少ないが、Solidworksのヘルプにたどり着けるかな~でもだめだった。自力で見つけたんで相当にうれしい。
コーナートリートメントというキワードがわかってから検索したらヘルプがあった。当然だが。
Google検索 Solidworksのヘルプ
その後、Solidworksの展開状態で直線的な抜きをしようと努力する必要はない。
なぜなら、AP100で簡単に修正できる。
さらに、Solidworksの展開図が直線的であってもSheetWorksの展開図にするとまた、ノッチがや曲線部分があることが多い。
だから、こだわる必要がない。ということはこのページは知らなくていいというのは悲しいので、
意地になって言うなら、
実用的ではないが展開図に微妙な曲線が入ることがあるという程度のものです。