ワイヤーが母材に当たるようなら電圧を上げる。(最近の機械は勝手に調整するからなー。当たらんわ。)
ワイヤーの先端が玉になって落ちる感じなら電圧を下げる。こっちの方は最近の機械でもわかる。
150A 20V
200A 24V弱 覚えやすいように25でいい。
溶接機に「一元」の設定があれば覚える必要はない。電流のダイアルを回すだで電圧を機械が自動で設定(デジタルは表示)する。デジタルの機械ならアークを出す必要無し。
電圧のメモリは真ん中にした状態で一元にして電流のつまみを回せば機械がきめる電圧が見える(デジタルの溶接機、動画あり)。150Aで20Vが覚えやすい。
被覆アーク溶接、TIGには電圧の調整って無い。炭酸ガスだけ電圧まである。さらに、被覆アーク溶接、TIGはアーク長が変化しても電流は一定に機械がしてくれる。炭酸ガスは電圧は一定に機械がしてくれるが、突き出し長さで溶接中に電流を変更できる。
電圧を求める計算式
短絡移行 だいたい250A以下は、
0.04x電流+16±2
250A以上 グロビュール移行
0.04x電流+20±2
具体的に、
電流と電圧
電流が100A 0.04x100+16=20V
電流が200A 0.04x200+16=24V 25
電流が300A 0.04x300+20=32V 30
よって
100A 20V
200A 25V
300A 30V
と覚える。
覚えやすいようにした。今のデジタルな溶接機は2~3V低い。
3つ覚えるのも面倒だし、100Aから200Aをよく使うなら。
150A 20V
だけでいい。
ついでに、
電流と突き出し長さ
100 10
200 15
300 20
これに10を足せば電圧になる。
100 10+10=20
200 15+10=25
300 20+10=30
覚えるのは「電流と突き出し長さ」
そしてプラス10で電圧。
100 10
これ覚えやすい。だから、無視。
200 15
300 20
この2つを覚えればいい。
300って使わない!なら
200A 15mmだけね。
ん。大胆だから目安よね。
スタートでメチャクチャだと電圧を上げるか、下げるか判断できない。
実際にアークを出して調節するんでスタートでだいたいあってればいいわ。