できたー!(○☓の話)

ってうれしいですね。
これは、いっぱい失敗している時に出る言葉。
いちいち失敗してクシュンとなっていても時間は経つだけ。
ドンドンやって、いつか「やったー」です。

簡単に書けば、
沢山の失敗があって成功がある。
でも雰囲気が伝わらんので解説。
解説となるかどうか○✕の話。
失敗:✕
成功:○
ちょっと成功:△
大成功:◎
これを表にする。
溶接のビード置きの練習でもJIS検定の突合せの練習でもいい。
1回目、2回目という順。
だいたい、生意気な人はどんどん、うまくなる。
練習すればするほど下手になる。って言う人もいる。
長年、仕事や溶接を教えて何となく感じたこと。

回数     1      2      3     4      5      6
物理的な現象 ✕ △ ○ ✕ ◎ ○
悲観な人思い ✕ ✕ △ ✖ △ △
生意気人思い ○ ○ ◎ △ ○ ◎

どう思うかは人の勝手、いろいろすぎる。
練習効果を上げるなら
うまくいったらその画像や姿勢、やり方を覚える。
失敗したらどんなふうにしたら失敗するのかその画像や姿勢、やり方を覚える。

ここで一喜一憂。一喜はいいか。
だめな点だけを見てたらいけません。覚えることを正しく選択!
文句言ったり、嘆いてても学習できない。
学習は楽しくないと。

『あ、それってポジティブシンキングね』って解釈して、自分がすでに知っている分野に押し込めると発展しません!
味わって読んでね。

できる。感がいい。器用とは

イメージトレーニングが大切っていう話。
ここでは「画像」とか書いてるが、頭の中でイメージ「画像」を描けるかどうかで動きが変わるという話。

口で説明してすぐにデキる人。
やって見せてデキる人。
経験していれば口で説明したら一挙に行動までできる。
例えば、炭酸ガスアーク溶接で「突出し長さ10mm」にするようにと言う。
聞いた本人は、頭で動作まで想像できたら「できる人」。

→矢印は本人の頭の中で変換する。
これが分断されているといけない。
どちらか1つの矢印が分断されているとだめだ。
脳が変換するところは矢印「→」の部分。
一連の流れを分けて考えると以下になる。

どれも脳のお仕事。
人の脳の中は見えないので分からないが最終的に動き、結果を見るとわかる。
溶接は、やった人によって結果が違う。
紙に書いてある文書をパソコンに入力するような作業なら、誰がキーボードを使って入力しても同じ結果になる。
だれでも同じ溶接結果なら溶接工の単価が安い。事は無い。

頭の中でイメージが、姿勢、動きにつながる。
(前に書いた)やらなくても想像する
イメージすることが行動、動作につながる。
水泳や書道もかな。溶接も、
言葉では伝わらない。
でも、言葉は簡単。伝達の手段として楽。
相手が言葉をイメージに変換してくれないと。正しく伝えられない。
百聞は一見にしかず」ということわざがある。
溶接、水泳は、経験が無いとイメージできないし、イメージトレーニングもできん。
これらの習得は以下の順がいいかもしれん。
体験⇒ことば⇒イメージ画像の確認
マンガで、特徴を分かりやすく描くことができると正しい動作につながる。
特徴が分かれば適切な「ことば」を使えるので、教えることもできる。「ことば」はもっと抽象的(適応範囲が広い)。
「ことば」の捉え方は人によって違う。抽象的だもん。
同じ体験をしてたら、イメージ画像が同じなので完璧に伝えれる。

 

力vs応力

力はわかる。
応力って?
力じゃだめなん?

材料の強さを比較する時に力という単位では比較できない。
だから同じmm2の面積に対しての力の比較となる。
応力って「こたえる力」
「こたえる」を変換すると以下がある。
答える
応える
対える
應える
堪える

「応える力」ってだれが応える?
例として、90kgの男が紐にぶら下がる。
1トンの車が紐にぶら下がる。
ぶら下がる

力からすると車の方が大きい。
しかし、
車の方が多くの紐を使う。
紐1本で釣り上げる力は限度がある。
これをkg/面積という単位にすると材料の強度に使える。
面積とは、紐なら紐の太さ。
引張応力とは引張力を面積で割ったもの。
英語ではストレス
だわな。
材力に便利な言葉。
SS400は、kgx重力(9.8??だから10倍でいい)/mm2乗。
昔は400は40のこと、40kg
1mm平方で40kg。2mm角の棒なら160kgの体重でぶら下がることができる。
条件としてはゆっくり、体重をかける。
SS400でも、400以上はある。JISの規格以上に作っている450とかで。瀬戸際ではない。

実際に使うのは1/3とか1/4以下で使う。
安全率(検索)3倍とか4倍とかで使う。

単位はkgf。kgf=9.8N
Nは力、Paは圧力。
1kN/mm²=1000MPa
ベンディング金型だと単位がkN/m。
1000kN/m。1メートル当たり1000kN。10で割って100kkgf。100,000kgf。1トンは1000kgだか100トン。1メートル当たり100トン。10cm当たり10トン1cm当たり1トンかー。1cmの細いパンチでも1トンね。1トン=10kN。最近のベンダー(曲げ機械)はNなので30kNなら3トン。
上下の金型に圧をかけて下型を固定するが、その時使うトン数は2,3トン。今なら20kN,3kN。

炭酸ガスはワイヤーがプラス+

TIGは電極マイナス
マイナスから電子が飛んで母材当たって、母材の方が熱くなる。
電極より母材が熱くなるので、
とっても普通。正極性。
交流の被覆アーク溶接も半分は普通。半分は炭酸ガスと同じ棒プラス+
被覆アークは半分あるから大丈夫。
(TIGもアルミの溶接では交流)
なのに何とCO2溶接のワイヤはプラス+。逆極。えー??
何が言いたいかとういうと
炭酸ガス特有の欠陥
炭酸ガスアーク溶接だから失敗ということがある。
母材よりのワイヤ方がよく溶ける
ワイヤがプラス+だから。
溶接は、母材を溶かしてくっつけるもの。
炭酸ガスアーク溶接だと、下手すると、
ワイアを溶かして、母材に乗せてボンドのよにくっつける?。
その代わり溶着金属はどんどん乗せれるので溶接したように見えて、効率がいい?。
これが特有の欠陥(写真)。
炭酸ガスアーク溶接のワイヤがプラス+??
どげーなん?
ワイヤ側をマイナスにできなかったらしい。ワイヤ制御が難しくなるそうな。昨今のコンピュータとモータなら安くできるんじゃない?

ジュール熱 溶接の電流は時間より強烈

Q=RI^2t\,
Qは熱エネルギー
Rは抵抗
Iは電流。2乗!!!
tは時間
熱エネルギーは、抵抗や時間には比例する。電流は2倍以上、2乗に比例する。
ジュール熱は溶接にも当てはまる。
ジュール熱=溶ける量
抵抗=アーク
電流=設定電流
時間=溶接スピード
溶接の溶ける量に影響するのは
電流の2乗に比例する
溶ける量=電流の2乗は以下の式。
y=x^{2}
yが溶ける量。
xが電流。

x 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
y 0 1 4 9 16 25 36 49 64 81 100

電流を少し上げると、溶ける量はもっと上がる。
という感じ。
その感じをグラフにする。
グラフ
横が電流
縦が溶ける量
60Aを120Aにする。
2倍だが
溶ける勢いは、4倍。

アルミニウムのマクロ試験の腐食液はキッチンハイター 引きはJIS検定試験向き

これはMIG突合せ溶接 裏当て金有り(画像で検索)

MA-2Fっぽく
左は引き(後退法)、右は押し(前進法)。
押しは、裏当ての表面に溶着金属が乗っている?溶けずに(赤の矢印)。
引きは、きれいなVの字(緑のVのような線)。裏当て金がしっかり溶けてます。よって、JIS検定は引きです。
BlogPaint

アルミを腐食する液は、10%程度の水酸化ナトリウム溶液ですが、
キッチンハイターで代用できる。
1,2分程度。ええ感じになったらちっとま水で流す。
キッチンハイター

マクロ試験はある程度研磨して、溶着金属や熱影響部がわかるようにしてから腐食する。
鉄なら、酸(サンポールやナイスは塩酸9.5%で、3分くらい)、アルミはアルカリで腐食する。
サンドペーパーは、#140、240、400、600と
前の研磨キズが消えるまで。
(研磨方向を変えましょう)。SS材なら熱影響部も見える。水をかけながら温度が上がらないようにサンドペーパーする。平らなら板を置いて水道水を流しながら研磨。

キッチンハイターが透明で見にくいが、5000系のアルミの表面が腐食しているのが見える。
アルミは酸には強いがキッチンハイターには弱い。
家庭でアルミ鍋はご注意下さい。
さらに、
「混ぜるな危険」、塩素系の洗剤。

アルミ腐食

下にねずみ色の粉がある。
水酸化アルミニウム
ができるらし。
30分後

アルミ腐食30分後泡
裏は黒い。アルミ鍋を焦がしたと思っていたが、
ハイター浸け置き洗い。かもしれん。
アルミ腐食裏は黒い

これがラーメン作りによく使ったアルミ鍋。雪平鍋(ゆきひらなべ)って言うらしい。A1100-P純アルミだ。