TIGでビードを太くするならウィービング

炭酸ガスアーク溶接、被覆アーク溶接では、太いビードを引く場合にストレートに動かしても電流を上げれば広くなる。

TIGでは裏波とか、完全溶け込みの話ならプールが出来て止めることはある。TIG/テグだけは、熱だけ入れることができるから。

単に盛るなら母材が溶けたら溶接棒を入れてどんどん進む。幅が広いならさっさと溶かしたい所を狙って溶けたら棒と、つまり、ウィービングです。

盛るのに溶け込む深さ?ってどうでもいいというかTIGは表面が溶けているのか見えてるので、炭酸ガスアーク溶接、被覆アーク溶接のように母材の溶けを予想して電流を上げるとかプールの先頭(プールの薄い所)にアークを狙うとかTIGにはいらん。

TIGでストレートに動かしてるのにビードが5mm以上(電流によるが)ある人はご注意を。熱の入れすぎ。

ここここにも書いてました。

ある特定のサイトでプライバシー保護

この接続ではプライバシーが保護されません
mail.yahoo.co.jp では、悪意のあるユーザーによって、パスワード、メッセージ、クレジット カードなどの情報が盗まれる可能性があります。詳細
NET::ERR_CERT_AUTHORITY_INVALID

これがブラウザのページに現れ、時間が経つと正常になるかと思っていた。

「詳細設定」ボタンを押すとさらな恐ろしげなことがかいてある。

でもね。

ネットに未接続でも同じだしね。

chromeの場合だが「保護されていない通信」をクリックすると、「証明書が無効です」となっているのでどうしようもない。

解決策は、OSのアップデートでした。

コマンドプロンプト/cmd.exeを起動したら自動で実行する仕組みをレジストリに追加する

lsでdir /wが、llでdirが実行でき、..で上のフォルダに移動できる、chcp コマンドで%u%,%j%が使える。さらに、chjやchuもある。以下バッチファイル。

@echo off
rem ↑矢印@echo offで実行コマンドを見えないようにする
set u=65001
set j=932
doskey ls=dir /w
doskey ll=dir
doskey ..=cd ..
doskey chj=chcp 932
doskey chu=chcp 65001
rem chcp 65001
echo AutoRun cmd.exe実行確認用
pause rem確認のために一旦止める

こんな感じです。ただし、上のpauseの行は削除してますし少し違ってます。

この設定バチファイルをcmdコマンドプロンプト起動時に実行すればいいが、レジストリを工夫すれば自動で指定のバッチファイルやアプリを実行することができる。

ただし、Pythonなどからcmd.exeを呼び出す場合は、毎回実行されることに注意。

とにかくcmd.exeを実行すると上のようなバッチファイルを自動的に呼び出すようにします。

で、レジストリをいじります(要注意)。

コマンドプロンプトからregeditを実行し、順にフォルダみないたHKEY_CURRENT_USERをクリックし、その中のSOFTWARE、その中のMicrosoft、その中のCommand Processorを選ぶ。regedit/レジストリエディタのメニューの下側は以下のようになっているはずです。

コンピューター\HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Microsoft\Command Processor

ここに文字列を追加します。名前の列の下辺りで右クリックメニューです。

名前はAutoRunです。大文字小文字に注意。

「新しい値 #1」を「AutoRun」に変えたらダブルクリックで実行したいコマンドやアプリを指定します。ここでは自作のバッチファイル、間違って消さないようにautorun.batにしてます。

以下は、名前をAutoRun、データをc:\users\take2\autorun.batとします。ここで指定したファイルを実行してくれます。

これでコマンドプロンプトを実行すると勝手にautorun.batを実行します。

さて、

ここまでマウス操作説明しておきながら何ですが。テキストファイルを作って拡張子をregにして保存すれば上記マウス操作は不要です。

メモ帳で以下のファイルを貼付け、aaaa.regというファイル名で保存します。拡張子regが大切。このファイルをマウスでクリックすると上記のマウス操作無しで

コンピューター\HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Microsoft\Command Processor

にAutoRunができて”c:\users\take2\autorun.bat”も入ります。take2\autorun.batの所は変更して下さいね。take2はログイン名、autorun.batはコマンドプロンプト実行時に毎回実行するバッチファイル。

Windows Registry Editor Version 5.00

[HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Microsoft\Command Processor]
"CompletionChar"=dword:00000009
"DefaultColor"=dword:00000000
"EnableExtensions"=dword:00000001
"PathCompletionChar"=dword:00000009
"AutoRun"="c:\users\take2\autorun.bat"

で、クリックすると以下のメッセージボックスが現れます。

はい。でキーと値が追加されます。

なお、

レジストリを書き換えるテキストファイルの内容はregedit.exeで保存できます。Command Processorをマウスでクリック、選択してからメニューでエクスポートします。

cmd.exe実行時に毎回autorun.batを実行するのでmychcp.pyはいらないわ。

chcpコードページ簡単変更プログラム

mychcp.exeを作ります。

実行するとシフトJISならUTF8、UTF8ならシフトJISに変えます。

chcpの引数の数値を毎回検索するのは面倒。

環境変数を使うっていう手もあります。

set u=65001
set j=932

とでもしておいて、chcp %j%とかchcp %u%でできます。

もうちょっとchcpのヘルプでコードの番号を表示してくれればいいのですが以下ですから。

何でほしくなったかというとPythonがutf8でないといけない。それだけです。

さて、exe化ですが。

好きなrubyでexe化しようと思いましたがなかなかです。ocranariを使ってみましたが最新版のRubyでは無理?

Pythonなら圧倒的なユーザー数ですからやってみました。以下のファイルはmychcp.pyとして保存します。

import os

os.system("chcp > .cc.txt")
f=open(".cc.txt","r")
ss=f.read()
f.close()
os.system("del .cc.txt")
s=ss.split() #array
if s[2] == "932":
    os.system('chcp 65001')
    print("utf8")
else:
    os.system('chcp 932')
    print("ShiftJIS")

#print(s[0]) #debug
#print(s[1]) #debug
#print(s[2]) #debug

Windowsのコマンドプロンプトでchcpを実行すると以下のようになる。

os.system(“chcp > .cc.txt”)で、chcp >とリダイレクトを使ってコンソールの表示をcc.txtファイルに保存する。つまり、.cc.txtには「現在のコード ページ: 932」が保存されている。このファイルをopenして、全部呼び込むf.read。ss変数には「現在のコード ページ: 932」が入っていて、split関数でスペース区切りでs変数に配列が入る。s[0]には「現在のコード」がs[1]には「ページ:」が、s[2]には「932」が入る。

if文では、シフトJIS(932)ならutf8(65004)に変更し、シフトJIS(932)で無いならelseの方をos.system(‘chcp 932’)実行する。

pyinstallerをインストールします。これがEXE化のライブラリです。Pythonはライブラリが豊富でいろいろあるが、これが有名かと。

コンソールからpip install pyinstallerとします。インストールできたら、

exe作成は、pyinstaller -F mychcp.pyです。

実行したフォルダ下にdistフォルダができてます。この中にmychcp.exeがあります。WindowsのPCならmychcp.exeファイル単体で動きます。

mychcp.exeの実行結果です。

Pythonインストール

令和5年8月30日、2023年8月30日現在

Python公式サイトの ダウンロードページ

https://www.python.org/downloads/

chromeの日本語翻訳で十分読めます。

今回は、Windowsの64ビット(私のPCはWindows10で64ビット)なので「Windows インストーラー (64 ビット)」をダウンロードしました。説明の項目には推奨と書いてました。

ダウロードフォルダにはpython-3.11.5-amd64.exe。これをダブルクリックしてインストール。

スタートメニューに以下が使えるようになってます。

インストール途中でcmd.exeコマンドプロンプト上でも使えるようにPATHの設定(Add pythone.exe to PATH)をするのでコマンドプロンプト上でpythonが使えます。

ティグ/TIG溶接、左手の棒送りの練習

軟鋼3.2mm、開先加工なしならどんどん練習できます。溶接棒の送りの練習ね。ローリングより先にこの練習がいいです。

慣れるまでは両手は手首あたりで固定します。そして、肘/ヒジや脇を閉めて固定する方法も慣れましょう。

これは下向きです。2.4mm径の溶接棒TG-S50神戸製鋼です。軟鋼3.2mm厚でI形突き合わせです。すきま/ルート間隔は、4mmくらいで広めが練習にいい。120Aでクレータ電流は25A程度で冷やす。「クレータあり」か「反復」です。

棒の送りの練習なので母材の肩に当てて安定して送る練習をします。

下向きなのでプールと溶接棒を一体にしなくてもいいのです。重力でどうせ下にたれるからです。クレータ電流で冷やさなくても適当に裏に出る。

送りに慣れたら以下のことを練習しましょう。

立向きや横向きでも使えるようにするには、

  1. 母材の左肩に置いてプールに常に付けて、プールと1体にする。
  2. 立向きや横向対策に、肩に当ててプールの下側に入れる。

電流は下向きと同じです。

C-2V JIS検定試験 立向きティグ/TIG溶接、被覆アーク溶接

Cはコンビネーション、初層はTIG、2層目から被覆アーク溶接。

鉄のTIGの場合、横向きより立向きが難しい。

何がって

手前に垂れるから

対策

  1. 母材をよく溶かしてから棒を入れる。
  2. 棒は入れすぎない

それと

ローリングはしない。

まずは浮かして溶かし方がわかることが大事。ローリングはその後です。

横向きC-2Hはこちら

被覆アーク溶接の方は、LBを使う方がスラグがしっかり溶融金属を押さえてくれるのでおすすめ。

アーク長は短くしてアークの勢いで硬いスラグが来ないようにする。動画ではノロを飛ばすって書いてる。短さはアークが見えないくらい。

1層目はTIG、150A、クレータ25A。クレータありか反復でする。溶接棒は2.4mm。C-2Hでは2層でした。立ては盛れるので1層です。

2層目、3層目は被覆アーク溶接。LB-47径3.2mm。どちらも100-110A。C-2Hに比べ電流は低い。

TIGのトーチハンドルは、親指と人差し指で持つイメージ

被覆アーク溶接のホルダーは、小指までカッチリにぎらない

2層目200A,3層目190A

4層目180A

と層を重ねるごとに電流を下げる。

これは温まっているので前の層より電流を下げても前と同じ電流/熱が入るため。

前の熱を予熱とすると以下の式が成り立つ。

200=予熱+190=予熱+予熱+180

結局

毎回/毎層200Aの熱を入れてるのと同じ。

1層目を書いて無いが裏当て金アリSA-2Fなら230A。

1層目は材料が冷えてるからなるべく高くする。

JIS検定試験では良く溶かす方が有利なので230,200,200でもいい。仕上げの見た目、強度では無く見た目が大事なら180-150A。150A以下にならないように突き出し長さは短目に。この電流値はソリッドワイヤーです。