被覆アーク溶接の溶接棒は通常350mm(検定や競技会のためなのか400や450もあるようだ)。溶接棒が無くなったら交換して、続きの溶接。ビード継ぎをすることになる。
ポイントは、以下だ。
1,アークを切るのは前腕の回転を使って素早く。クレータ(凹み)の状態で終える。
2,冷める前になるべく早く。自然な継ぎ手のために。立向きならスラグが下がっているので掃除なしの方がきれいだし、すばやいので温かい内にスタートできるためブローも入りにくい。下向きでスラグが気になっても赤いうちになら大丈夫。
3,クレータの先(これから溶接するところ)だいたい30mmくらいからアークを出して、アーク長を長めにしてクレータまで戻る。アークを出す前の時点で、クレータが赤いうちなら光を出しているので溶接棒の影のように見えるのでスタート位置がわかりやすい。
4,クレータを追い越すくらいの戻してから、スタート部分は若干ゆっくり、よく温めてやるとビードの継がなめらかになる。クレータを追い越さんないと凹みになるので、余計に戻していい。
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