線を引く時に拘束を付けるか、付けないか(推測線)

引いた線をドラッグして動かしたいことがある。その場合は、拘束はなるべくしないようにする。線を引く時に自由(拘束しない)なままにするには、推測線に気をくばる。(拘束が少ないとドラッグして自由に位置や形を変えられる。)ヘルプ … “線を引く時に拘束を付けるか、付けないか(推測線)” の続きを読む

引いた線をドラッグして動かしたいことがある。
その場合は、
拘束はなるべくしないようにする。
線を引く時に自由(拘束しない)なままにするには、推測線に気をくばる。
(拘束が少ないとドラッグして自由に位置や形を変えられる。)
ヘルプにあったのをキャプチャしましたm(__)m。
ヘルプのカメラのような所をクリックすると動画で動きます。
さて、
青色の破線。
実際に描かれる線は青色の実線。
青色の破線は、下の中心線の端点の真上の位置に拘束される。
推測線2
次は、結果的に垂線の拘束をしたい場合は
青色の破線の上でドラッグしているマウスを離せばいい。
拘束したくないなら外す。と、後は自由に移動できる。
推測線

拘束はいろいろある。
直線とか垂直、平行。寸法を入れるのも拘束だ。
ヘルプでアイコンを確認
線を引く時は、拘束しないのかどうか
しっかりした気持ちでマウスの左ボタンを離し(決定)ましょう。

シールド具合を見分ける方法

SUS304 オーステナイト系ステンレス。18%Cr(クロム) 8%Ni(ニッケル) スプーンやフォークにも書いてある「18-8 STAINLESS STEEL」ってかいてあるやつ。じゅうはちはちステンレス。 これは、も … “シールド具合を見分ける方法” の続きを読む

SUS304 オーステナイト系ステンレス。18%Cr(クロム) 8%Ni(ニッケル)
スプーンやフォークにも書いてある「18-8 STAINLESS STEEL」ってかいてあるやつ。じゅうはちはちステンレス。
これは、もっと高級。18-10。Niが10%もある。
18-10 stainless steel

シールドって、ガスシールド。溶接部(溶けたプール)をガスで保護する役目。
BlogPaint
ビード部分から母材へと色の変化を見て欲しい。
母材は、銀色。ステンレスだから。
赤い矢印のところが金色。
うまい人は金色だ。
この色は、ビードを引いている。外側。
緑の矢印あたりと同じ色だ。
つまり、
ほとんど母材に近い状態で
シールドが良く効いている。
かつ、
電流が高すぎて焼けてないということ。
となると、
金色の次にいいのが紫・青色(車のマフラーの色)
このように、
シールド具合は、ビードの外側をみると色の段階が見える。
記憶する必要はない。
母材近くの色ならシードOK。熱影響も。
母材と同じなら完全にシールド(温度が下がるまでシールドされてる)。
ステンレスの
色と温度の関係はこちら(黒いのはクロムではなく鉄らしい)や家庭科的はこちら
テンパーカラーというらしい。
金色<赤色< 青色< 黒色
やはり金色が温度が一番低い。
テンパーカラーは、炭素鋼の焼入れ温度の判断で使える。

酸洗いしたりするので気にする必要はないが、シールド具合の見分ける方法です。

半自動溶接 ワイヤー交換して初めにブロー(泡)が入る

ワイヤーを取り替えて 溶接を始めると 「あ 風か!」 ブロー(溶融池/プールに泡)が入ることがある。 (冷えた状態でビードに泡のあとが見える) 実は風ではない。 ワイヤーが古いか、屋外などに置きっぱなしで サビがあったり … “半自動溶接 ワイヤー交換して初めにブロー(泡)が入る” の続きを読む

ワイヤーを取り替えて
溶接を始めると
「あ 風か!」
ブロー(溶融池/プールに泡)が入ることがある。
(冷えた状態でビードに泡のあとが見える)
実は風ではない。
ワイヤーが古いか、屋外などに置きっぱなしで
サビがあったりすると時たまこのようなことがある。
外側の一巻きを使い切ると問題なくなる。
長いこと使ってないワイヤーを使う時は気をつけよう。

ブローが入るのは
溶接の開始部分だけではありません。
ビードを引いている間で風が無くてもブローが入る。
って思っている方。
ワイヤーの状態を確認しましょう。サビてませんか?

それより、
ブローに気づかないとか、
雨などで濡れても平気ではいけません。

普段は、
外国製?のJIS規格外か相当を使っていて。
JIS溶接検定試験のために
ほったらかしにしておった日本製ワイヤーをJIS検定試験会場に持っていく時は
必ず、試験前に練習してワイヤーを使っておく。
そしたら
外周一巻き程度の不具合も解消できるかもしれない。
強度はソリッド
見た目はフラックス
JIS検定試験に使うワイヤは、
ソリッドにしよう。

低水素系の溶接棒は焼いてから使う

溶接途中でアークが消える・切れる

低水素系の溶接棒で
袋に書いてある最低の電流値の場合だが
とつぜん火が消えることがある。

近づけ過ぎなのか?
電撃防止装置が付いている機械なら
たいていは、
押し付けるというかたたいて
再度アークを出そうとする
こんな経験があったら乾燥の問題かもしれません。

低水素系
神戸製鋼なら水色。
これは、使う前に焼く。
乾燥というより300ー400°なので焼く温度。
天ぷら油が発火する温度だ。
しっかり、乾燥してたら問題ない。
それと、
雨の日。
岡山は滅多に雨が降らないが、
乾燥後の棒を置いといて使っても影響がある。
乾燥機は、立てておく赤いタイプのものをつかっている。

ところで、
別の話だが。
焼いた溶接棒を使わず
再度、焼いて使わず。
の溶接棒より、
新品の封を開けて焼いて使うとやっぱりアークが安定しているようだ。

追記
こちらによると最大乾燥回数3回程度だ。
780N/mm級高張力鋼は2回まで。
乾燥後、2,3時間位内に使うと覚えておいた方がいい。
乾燥後許容放置時間(同じとこ)は、4時間まで、780N/mm級高張力鋼は2時間までだ。
正確には、
非低水素系溶接棒で6~8時間
低水素系溶接棒で2~4時間と書いてある。
低水素の乾燥時間は1時間なのでスイッチを入れて午前中に使い切り。
その点、イルミナティ系(非低水素系溶接棒)のB-14は管理が楽だわ。会社で100度程度で乾燥しておいて、朝現場に持って余裕の時間で使えるわ。
昼前に入れて、午後で使い切るかんじかな。
だから、一度にたくさんの溶接棒を持ち出さないことだ。
また、
「長時間乾燥および繰返し乾燥を過度に行うと,溶接中に被覆筒が欠ける」
思いがけない方向にアークが飛ぶことになる。

私は、緊急回避的に棒を回転させる。裏波の時はすぐしないと。
本番では新品です。

3D PDF保存

部品をPDFで保存。 下のアクロバットリーダー(Adobe Reader)マウスでドラッグすると回転します。すご。部品をPDFで保存する。こんなこと普通しないし、思いつきもしない。図面をPFDで保存ならわかるが、部品を3 … “3D PDF保存” の続きを読む

部品をPDFで保存。

下のアクロバットリーダー(Adobe Reader)
マウスでドラッグすると回転します。
すご。
3D PDF
部品をPDFで保存する。
こんなこと普通しないし、思いつきもしない。
図面をPFDで保存ならわかるが、
部品を3Dで保存できる。
これがすごい。
BlogPaint

TN-F 棒なしで裏波 目違い 裏波

TN-F 1層目棒ありはこっち

TN-FはステンレスSUS304板厚3 100x150。長さ150のTIG溶接を通常2層でする。
1層目70-85A              スタートだけ溶接棒を使うかも
2層目60-70A  ウィービング  溶接棒使う
電流は溶接機によって違う。
(JIS溶接検定試験を受ける場合は会場の溶接機、メーカーによって違う。特に電流のメータやデジタル値だけで判断してはいけない。捨て板にアークを出して確認すべき)
棒なしで1層目の溶接を共付/なめ付け。
メルトランともいうらしい。「流し」とか「ドンツキ」、「あぶりだし」という人も。溶接棒を使わないという意味で「共付」とか「なめつけ」でもいい。
溶接棒は穴が空きそうなら使う程度。始端だけ。だから1層目は楽。粘いステンレスの手法で、サラサラの鉄はできない。

ルート面0.5程度。この大きさと裏波は関係なし。目違い、段差対策なので大き目の方がいい。

ルート間隔1-0.5。

気持ちは1mmの方がいいかも。仮付前が1mm。
仮付時に挟む板又は溶接棒で1.2mmとか1.6mm程度。
仮付後にすき間がある程度ないとブツカッて段差になる可能性がある。
さらに、
ルート面があった方が尖ったもの同士のブツカリに比べ段差、目違いになりにくい
こちらによると0.5の目違いが20以上あると不合格。
目違いの対策
・仮付は10mm。しっかりと。端から15mm以内。
・スタートの仮付を溶かさない。2層目で溶かす。
(せっかく、一定のルート間隔で固定しているのに仮付を溶かすと外すようなもの)
・ルート面を大きく作る
・ルート間隔を0にしない。。
・両方の板の入熱を同じにする
(ステンレスなので溶接後の焼け具合、焼け幅で判断できる)

斜線の網掛け部分が裏波の溶融金属(軽く塗りつぶしてる所、中心下)になる。点線のVが開いたような所が熱で溶ける所です。

裏波溶接は、
70Aであるスピードで

完璧に止まって大丈夫。穴が空くことはない。
ただし、アーク長は1mm。アーク長が長いと70Aに設定していても60A以下の熱しか入らない。アーク長が長いと電流を設定する意味が無くなる。
とにかく近づければ近づけるほどよい。

表のビード幅に比例して裏も出る。
では、
どのようなビード幅か(8mm程度)。下の動画は、板厚3mmのステンレスにバックシールドをして、5-8mm程度のビード幅で裏波が出ることを確認した。つまり、ビード幅で裏波の大きさが決まる。開先加工が有ろうが無かろうが。I形、開先加工なしでも裏波は出ます

トーチを進めるとビードも進む
トーチの進みが早いとビードが広がる前に進むことになる。
この電流で停止してある程度時間をおくとビードの広がりがなくなる
表ビードの幅8mmで裏波が3mm程度の幅になる。
実際には
ビードの幅は溶接中は見にくい。
だから、
開先の肩なら見えるので溶ける様子を観察する。
(開先の肩は、ポイントです。意味が深い。プールの広がりって?見えない方。開先の肩なら見える。)

肩から左右に広がるプールは左右それぞれ2mm。ビード幅が5-8mmを目指す。)

トーチを進める、そして、止めてみる
トーチを進めてないのに開先の肩の溶けが進む場合は、スピードが早い。
ポイントは
開先の肩の溶けの広がり(進み)が止まったら、トーチを進める。
これが慣れたら
70Aならこのスピードという感覚や、ビード幅がわかってくる。
最終的にはビード幅で判断できる。
開先の肩の広がりは電流が高いとわかりにくい。
わかりにくかったらもっと電流を下げる。65A。
逆に、
ゆっくりなが面倒なら、
80-90Aくらいで流す。(この電流で裏が出ないなら早すぎ)
このぐらいの電流だとゆっくりスギルと太く、焼けが激しい。そうならないようなスピードにする。
焼けがひどくなスピードね。

ただ、
ルート間隔を狭くするのは試験対策。
ルート間隔を2.5mmにして、1層目から溶接棒を使えるくらいでないといけません。
でも、
絶対合格したいならルート間隔は0.5~1mm。仮付け時は1.2mmくらいで仮付。
溶接棒を使わない方が簡単。
当社は、電極がセリタン。
時たまするアルミにもそのまま使えるし。
もし、
トリタンを使うならアークが集中するので細いビードでも裏が出る。
ただ、いけないことがあります。
トリタンは放射能がでるんで。ここで危険性ユーチューブ
昔は、トリタンの電極棒をポケットに入れていたなー。これ研磨した時に肺に入るといけないのです。

めちゃトガラシてた。鉛筆削りみたいに。
セリタンでは 赤鉛筆程度の角度で削る。
この表現。鉛筆や赤鉛筆をナイフで削った人にしかわからないなー。
赤鉛筆は、赤い芯の部分が長くなると簡単に折れるんです。
以下、
余計
製図では、鉛筆を削ったあとヤスリみたいなもんでさらにトガラスとか。
このヤスリみたいな製図用品
芯研器 製図は、鉛筆の心を平たくすることもあったなー。
ヤスリ?、サンドペーパーを固定して、鉛筆の芯だけを削る

日曜日は、アクセス数が減る

日曜は平日の1/3のアクセス数になる人気は溶接だが、検索するのはやはり仕事の日なんでしょうか?この傾向からして土曜は隔週日曜日が休みという会社が多いのかな?平日の休日は出る会社が多い以上、全部予想です。うちは、土日は仕事 … “日曜日は、アクセス数が減る” の続きを読む

日曜日は減る
日曜は平日の1/3のアクセス数になる
人気は溶接だが、
検索するのはやはり仕事の日なんでしょうか?
この傾向からして
土曜は隔週
日曜日が休みという会社が多いのかな?
平日の休日は出る会社が多い
以上、全部予想です。
うちは、土日は仕事があるときに出。

それにしても
仕事中に何か問題、疑問があって検索なのでしょうか?
それとも、学生の検索なのか?
半分以上がスマホからなので仕事中でしょうね。

2種類のCAD

言及(げんきゅう)言い及ぶいいおよぶ教える時に、「ことば」が大切で。「ことば」自体を言わないなら、言及とはいわない。及ばないといけない。常々、思っているが深く考えたことがなく、ブログにも書くことはなかったことっていくつか … “2種類のCAD” の続きを読む

言及(げんきゅう)
言い及ぶ
いいおよぶ
教える時に、「ことば」が大切で。
「ことば」自体を言わないなら、言及とはいわない。
及ばないといけない。
常々、思っているが深く考えたことがなく、
ブログにも書くことはなかったことっていくつかある。
が、
言及したい。
ひとつ、
感想、考えを言いたい。

ソリッドワークスって、設計ですね。
製造のためには展開図が必要だが、
・展開図ができないー円などの曲面
・展開図が書きにくい
やはり、板金専用CADの方がいい。
一つのCADにすべてを求めるのは効率が悪いのかもしれません。

簡単にはCAD/CAMの話なのだが、
板金のCAD/CAMについて。
設計用CAD≒CAD
展開用CAD≒CAMみたいな。

加工工程の初めに、見積もりのための図面を受け取る。
この図面には、溶接記号や折り曲げ位置は書かれていない。
強度を要求する場合は注釈があるが、ほぼ受注側の判断で展開図を作る。
展開図を作れば曲げ位置や溶接部が決まる。
よって、制作する方は展開図が簡単に描けるCADを使う。
製造側は、加工のための図面(CAMデータ)が必要だから、機械用のデータが出せるCADとなる。
一方、
圧倒的に有名なのはソリッドワークスなどの設計用のCADの方だ。

AP100などの展開用CADは、早く描けることが必要で、業種ごとに種類が多い。
展開用CADは工作機械製のCADが多い。
一品物が多いなら展開用CADがいる。
配電盤など、図面で受け取ることが少ない場合は設計用CADかな。

で、
どうしたって。
あたりまえですよね。
CADって高いから、一度買ったら使うしかない。

展開図ができた時点で、
見積もり額や加工工程、作業時間などが決まる。
展開図の作成は、製作用の図。バラ図。これができたら基本的に製作可能となる。
ここが早くできるってことは材料や加工の標準ができている。
何ができて出来ないか(やらない)を知り、
準備することを絞りこむことで、
普段から、技能・技術をアップする方向を特定したいですね。