ハット曲げ3枚 はじめから板金

中を先に作ってから上側、下側を作る。実際に1mm厚のSECCを曲げて作ると曲げ寸法が30だけなのでバックゲージの合わせ方は簡単だ。中のハットは全部30。他は板厚分の調整がいる。
切断寸法は、両伸びを1.8とすると30*5-1.8×4箇所の曲げ=142.8。幅は50。
寸法が0.1mmずれている。これは、内Rを0.9にした状態でベースフランジの平面部分で一致拘束を使ったためだ。内Rを1mmにすれば正解。また、一致拘束を使わず、寸法拘束で29とする。この方法だと内Rで左右されることはない。

ボディ保存は、展開できないので修正。

ハット曲げ3枚 ボス押出

3枚の展開長は、同じだが曲げ寸法が違う。

中を先に作ってから上側、下側を作る。実際に1mm厚のSECCを曲げて作ると曲げ寸法が30だけなのでバックゲージの合わせ方は簡単だ。中のハットは全部30。他は板厚分の調整がいる。
切断寸法は、両伸びを1.8とすると30*5-1.8×4箇所の曲げ=142.8。幅は50。

エンティテ オフセットを使って板厚分の厚さをスケッチしてから押し出し、これを3つ作って(マルチボディ)ボディ保存し、その後に板金化する。

上に2つ目を作る。両端はそろえるので外寸の合計値は同じだから展開長も同じだが曲げ寸法が違う。

展開長は全部同じです。外寸の合計は同じだから。曲げ寸法は違う。

90度曲げとスプリングバンク

90度に曲げるためにきつめに曲げないと90度にならない。次図の点線のように一旦曲げる必要がある。

90度曲げは、曲げ加工中に90度ピッタリで曲げを止めるとスプリングバック分戻って、軟鋼なら91度程度(内側の角度)になる。ステンレス鋼はもっとスプリングバックが大きいので92度程度になる。

ここまで曲げないと90度にならない

これとパンチの幅で曲げ順が決まる。
箱 片引きの曲げ順序
箱物の曲げ金型の幅とスプリングバンクでどちらを引く(片引き)かが決まる

AP100で新規の図は部品図 メインメニューから説明

「部品図」では、線が書けない。

「部品図」となっている。「部品図」は、立体編集のためにある。
線を書いたりするのは「展開図」だ。
何度やっても間違う。これ書くの2回目(一回目はここ)。

手順を追うと、まずはメインメニューの「1展開図形」を起動。

新規作成すると一瞬「図面」の表題が見えるが、部品名(次図では「IUYIY」)が入れてokボタンを押すと「部品図」の表題になる。表題「展開図」のウィンドウはまだ無い。「図面」となる。

「部品図」に図形を書いてから「展開一本化」すると「展開図」ができる。表題「部品図」に図形のない状態では、メニューの「展開一本化」はできない(エラーになる)。

黄色の線が、部品図。緑色の線が「展開図」と覚えておこう。

以下の操作で片方の図の情報を別の図に渡すことができる。

・「部品図」の図を選択した状態で一本化⇒「展開図」に追加

・「展開図」の図を選択した状態で立体化⇒「部品図」に追加

ほとんどのアイコンやメニューは、どちらの図でも使える。ただ、選んでいる図に依存して変化しない。コマンドが使えない場合は「エラーとなる。【一方、SolidWorksでは、使えないコマンドは色が抜けたような灰色になる】

CAMに必要なのは「展開図」の方。

AP100 展開図を分割する

サブロク、シハチの定尺板より大きい場合や
ベンダーの曲げ長さの限界や
持っている金型の長さのために、
展開図を分割する方法。

2D-CADで分割のために2本の縦線を入れてから以下の2つを駆使する。
①「移動・複写」の平行複写(対称があったら対称複写)
②消去ー区間消去
3つに分割したら3つの部品で保存してCAMへ。

AP100で言う「部品図」(立体編集)での分割は面倒らしい。

AP100の2D-CADの展開図と部品図

メニューの展開の中の「立体化」の話でもある。
AP40やAP60には、「立体化」してから「立体編集」はできなかった。
つまり、
「展開図」しかなかった。
AP100では2D-CADで「展開図」と「部品図」の2つが見えるが、
基本は、「展開図」。加工は「展開図」。AP60からある。
「展開図」を使ってCADのデータ(タレパンやレーザー加工機に渡すNCデータ)を作る。
では、
2D-CADの中で見る「部品図」は何のためにある?
メニューの展開の「立体編集」を実行するため。
AP100のオプションで「立体編集」ができる。
メニューの展開の立体化をしないと「立体編集」はできない。
「部品図」があれば「展開図」はいつでも作れる。
「立体編集」の終了時に「部品図」への反映の確認がある。
「立体編集」のオプションを入れてないと2D-CADの中で「部品図」を見ることは無いがアマダさんの営業マンさんから聞いた話しだとほぼ入れてる。

「立体編集」は3D-CAD。
AP100が2.5次元CADと言われるのはこのため。