半自動の電流調節って適当でもいいか?

炭酸ガスアーク溶接の場合は、コンタクトチップから母材までが抵抗になる。
アークも抵抗だが。
突出し長さも抵抗だ。アーク長は電圧で決まるが突き出し長さはコントロールできる。
(コンタクトチップまでは、太い銅線だからほとんど抵抗は無い。)
突出し長さを変えることで溶接電流を調整できる。
電流の設定は高めにしておけば、突き出し長さを長く(見やすくなる)、電流を低くして使える。
(突き出し長さを10mm以下にすると電流は高くすることもできる。汚れるけど。)

多くの人は、突出し長さが長い=電流が下がる。
適正な突出し長さはある。100A-200A程度だと10ー15mm。300Aなるとアークの勢いにビビリ勝手に20mm以上になる。

「電流は?」って聞くと「100A」って返答。でも、デジタルな溶接機は、溶接終了時に設定電流では無く、最後の実際の電流値が見れる。100Aに設定していても多くの人は90Aくらいになっている。つまり、適正な突出し長さより長くする人が多い。だって、見やすもんね。連続にビードを引く場合は特に突出し長さが長めになる。

溶接競技会に出るような人は、『ノズルでワイヤが見えない!』ってことは無い。突出しているワイヤーが全部見えるくらいの位置に目をおき、さらに近眼で見ている。炭酸ガスアークは若者向き。

何が言いたかったかというと、新しい炭酸ガスアーク溶接機は、素晴らしい。突出し長さが適切でなくてもアークが安定するんだわ。スゲー時代。ほんとに簡単になった。昔は、ドラムを手で握って止めれるくらい送給装置が貧弱だった。炭酸ガスアークのケーブルは肩にかけてケーブルが曲がらんように溶接だ。今は、ケーブルをぐるぐる巻いていても大丈夫みたい。送給装置のローラが4個もあって強力になっているのだ。

高等学校の普通科

45年前というと1975年ころ。
中学卒業時に普通科と商業、工業、農業に分かれていた。
一学年で200人いて、だいたいどれも50人単位でわかれて高校に行った。

一方、

自分の子供世代は圧倒的に普通科の割合が多い。

1970年ころは、職業教育という分野が当たり前のようにあり、中卒から就職する人が数十人いたと思う。普通科=大学進学でもない。普通科出て就職する人も多かった。だから、何って?。早めに就職しても良いよってことです。ただ、大卒の生涯賃金が多いから進学した方が有利ということだろう。その平均を上げている一部の旧帝国大学?の人がいるからで、どうなんでしょうね?