箱曲げ コナーの深さと曲げ位置の関係

箱のフタを作る時などはめ込みの調整で曲げ線の位置を変更するとギャップの大きさが変わる。具体的には、プレスブレーキのバックゲージ(丸井工業ブログより)を調整するとギャップを変更できる。 曲げ線の位置が変わるので当然フランジ … “箱曲げ コナーの深さと曲げ位置の関係” の続きを読む

箱のフタを作る時などはめ込みの調整で曲げ線の位置を変更するとギャップの大きさが変わる。
具体的には、プレスブレーキのバックゲージ(丸井工業ブログより)を調整するとギャップを変更できる。
曲げ線の位置が変わるので当然フランジの高さも変わる。 
曲げ加工をする人は、曲げ線の位置で曲げた結果がどうなるか想像できないといけんね。
b4b20431.png
SolidworksではGに相当する数値を大きくするとギャップが大きくなる。
ところで、曲げの作業時点でバックゲージを下げてフランジを大きくするとギャップも小さくなる。
Gが0.5mmではdxが0.44mm
Gが0.01mmではdxが0.09mm。このGの数値だと、角がきっちり閉まっている。
G0.01mmはよく使う。アマダさんのガイドでもこの数値以上を使わないと板金モデルと使えないウンヌンとある。
下図は、Gが0.5mmではdxが0.44mm
6b0dc1da.png
下図はGが0.01mmではdxが0.09mm。見た目で曲げの位置(青色の線)が違うのがわかる。

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見つけた!コナーオプション コーナートリートメント

まずは、説明で。コーナー(カド、角)に逃げ(ノッチ、切欠き)を作って曲げの抵抗になる部分を削除しておくことがある。板厚1.6以上ではこれがないと曲げにくい。 何をみつけったって。トリートメントしてないとこれ。箱曲げのコー … “見つけた!コナーオプション コーナートリートメント” の続きを読む

まずは、説明で。コーナー(カド、角)に逃げ(ノッチ、切欠き)を作って曲げの抵抗になる部分を削除しておくことがある。板厚1.6以上ではこれがないと曲げにくい。

何をみつけったって。
トリートメントしてないとこれ。箱曲げのコーナーの一部。展開状態だ。
(エッジフランジ長が3mm程度の小さなものなので板厚0.8mmがめちゃくちゃ大きく見える)
トリートメントなし
トリートメントしたらこれ。えーわ。
トリートメントした
これならAP100でのタレットパンチプレスのNCデータ作成が簡単になる。
つまり、角の金型一発で抜ける。トリートメントしてないと0.6mm程度のノッチをレザー加工だわ。いけません。
トリートメントがないとAP100の2DーCAD図面の修正が必要になるだ。
以前書いたページの最後でもんもんとしていたのだが。
あるプロパティを編集していて気づいた。
この”展開”ボタンのプロパティ編集する機会はないとおもうが??
これ
ふらっとパターンの編集

プロパティを開いた図。

コーナーオプション
チェックを外したり、付けたりしてうれしかった。
これをチェックするだけで1操作が省けるんか。
AP100の2DーCADで線を引き直すより簡単だ。
それにしても、
「Solidworks」や「ソリッドワークス」と「穴あけ ノッチ  割れ  曲げ」の組み合わせで検索したが見つからなかった。だいたい、ネット上で板金でSolidworksの情報が少ないが、Solidworksのヘルプにたどり着けるかな~でもだめだった。自力で見つけたんで相当にうれしい。
コーナートリートメントというキワードがわかってから検索したらヘルプがあった。当然だが。
Google検索 Solidworksのヘルプ

その後、Solidworksの展開状態で直線的な抜きをしようと努力する必要はない。
なぜなら、AP100で簡単に修正できる
さらに、Solidworksの展開図が直線的であってもSheetWorksの展開図にするとまた、ノッチがや曲線部分があることが多い。
だから、こだわる必要がない。ということはこのページは知らなくていいというのは悲しいので、
意地になって言うなら、
実用的ではないが展開図に微妙な曲線が入ることがあるという程度のものです。

展開図を作る 展開図面を印刷する

板取をする場合は展開図がいる。SolidWorksを使うと完成図を見ながら設計ができて、しかも直ぐに展開図を得ることができる。これを紙に印刷するという手順。ポイントは2つ。1,新規ドキュメント作成で2D図面を選ぶ。一番下 … “展開図を作る 展開図面を印刷する” の続きを読む

板取をする場合は展開図がいる。
SolidWorksを使うと完成図を見ながら設計ができて、しかも直ぐに展開図を得ることができる。
これを紙に印刷するという手順。
ポイントは2つ。
1,新規ドキュメント作成で2D図面を選ぶ。一番下。
新規SolidWorksドキュメント
2,”展開”を選ぶ
展開を選ぶ


寸法は、シャーやコーナーシャーで切断できるように必要ば部分に入れる。これって、タレットパンチプレスやレーザーで切断するならいらない。
この展開図は、曲げによる伸びの計算が正しくないと曲げた後の寸法が正確にでない。
SolidWorksの展開図だからSolidworksの係数で伸びを計算している。
これは立体図を作るときフランジのコマンド内で指定している。
AP100がある場合は、AP100の方で伸びを計算してくれる。

箱曲げの部品を三面図にする

Solidworksで板金部品を作ってから三面図を作る手順。曲げ線が見えるのが気になるが、細かい点はまた。動画ではFキーを押したり(全体が見える状態になる)、ドラッグしてるのかクリックかダブルクリックかがかわからない。や … “箱曲げの部品を三面図にする” の続きを読む

Solidworksで板金部品を作ってから三面図を作る手順。
曲げ線が見えるのが気になるが、細かい点はまた。
動画ではFキーを押したり(全体が見える状態になる)、ドラッグしてるのかクリックかダブルクリックかがかわからない。やってみるとなんどかなる。
先に、部品である箱曲げがどんなんかを見てから三面図(新規作成から「一般的な部品アセンブリの2Dの設計図」をクリック)を作る。
注意点は、一角法で三面図を作ってから三角法になるように移動している。こんなことできんね。動画を直しました。
何で第一角法があるの?。教えてる?ってね。フランス発祥の図学?では一角法、SolidWorksはフランス製。だからなんでしょう?。この設定を変える方法があるんだろうか。わからない。(解決
色々書くと要点がボケるんでもう一度、単純に立体図付きの三面図を作る手順。

製作の流れからわかるように、元の部品を変更するとこの三面図にも反映される。反映されるタイミングは、三面図を作成したファイルを新たに呼び込み直した時(ここではファイルの保存までは見せてない)。
よって、三面図の寸法などの修正は部品の方でする。
この三面図は保存すべし!。
三面図にした時に間違いを発見して部品(立体図)で書き直してからこの三面図をやり直そうってな場面で、保存せんと一からやり直し?。それは無駄です。
。。。だらだら書いたけど、以下は自動更新です。
部品(立体図)→三面図

さらに、
曲げ線の非表示や隠れ線(板厚がわかるように)の表示する方法があったり、
投影図の追加方法もあったりする。

「ap100 曲げ伸び パラメータ」でGoogle

「ap100 曲げ伸び パラメータ」でGoogleると以下のサイトを見つけました。 「ap100 曲げ伸び パラメータ」は、AP100のパラメータの曲げ伸び値を調べようと思っての行動です。 曲げによる伸びをどのように設定 … “「ap100 曲げ伸び パラメータ」でGoogle” の続きを読む

ap100 曲げ伸び パラメータ」でGoogleると以下のサイトを見つけました。


「ap100 曲げ伸び パラメータ」は、AP100のパラメータの曲げ伸び値を調べようと思っての行動です。
曲げによる伸びをどのように設定しているのかな?って思ったのですが、単純に「曲げ 伸び」で検索するほうが早かったかもしれない。

金属加工業のポータルサイト つまり、アマダさんの加工情報のトップページ のここ の「常用片伸び表」がパラメータのデータになる。片伸び。
ダイのV幅が板厚の10倍だと片伸びは、板厚になる。
普通は、V幅は板厚の5か6倍程度にして内Rを小さくするので、片伸びは板厚の0.85倍程度となる。
よく使う金型で片伸びは記憶することになる。 
金型com

・基本的に入れるデータは90度。他の角度は自動的に計算しているようだ。しかし、鈍角はかなり正確な曲げ伸び値を拾うが、鋭角曲げは計算値の伸びが大きすぎ(曲げ角度に比例して伸びるわけではないということ)展開長が小さくなりすぎるので、鋭角曲げの場合は経験値から個別に設定する。
・突き合わせ部が片引きの場合t0.8~t1.6までは捨てパンチやスリット無しで曲がるが、t3.2は捨てパンチが必要。片引きでなくても良いのならt3.2は両引きにする。
・結局材料の板厚や硬さのロットによる違いや板目による硬さの違いなどでいくら測定してベンドテーブルを作っても伸びは異なるので、最後は曲げる作業者が公差のないところに逃がす。
結局、パラメータの値はここを参考にする。


板金 曲げ 移動量 のリンク集

板金加工では、曲げた製品を作るために展開図というものを作る。 展開図とは、板金の板から抜いただけ(穴あけも含む)の状態。この後曲げ加工が入る。 製品図面では曲げ後の寸法。展開図は曲げる前の寸法だ。 板厚があるので普通は製 … “板金 曲げ 移動量 のリンク集” の続きを読む

板金加工では、曲げた製品を作るために展開図というものを作る。
展開図とは、板金の板から抜いただけ(穴あけも含む)の状態。この後曲げ加工が入る。
製品図面では曲げ後の寸法。展開図は曲げる前の寸法だ。
板厚があるので普通は製品図面の外周を加算した寸法>展開図面の寸法だ。
んん。ややこしいでここの中立線の説明をどうぞ。
移動量は、こっち。
私は、なんとなく中立線が0.5になるのは内Rが板厚の5倍以上で90度曲げは0.2と記憶していた。
1mm厚程度の板なので0.8mm伸びると考える。
ところで、展開図は中立線の位置で計算すると伸びを無視して形状を作ることができる。
その後、板厚によって80%の伸びを修正する。
ところで、
Solidworksのユーザー定義ベンド許容差は、簡単に言えば伸び代をどうするかということ。
90°曲げのRを測ってみると、
ベンダーで1.0厚のSPCCを90°曲げすると内Rは板厚。外Rは板厚の2倍になるようだ。 

ちなみに
Rゲージで実測
t2.0で
外R4
内R1.25
だった。 


アマダのサイト

http://www.ai-link.ne.jp/free/learning/kouza/10/answer/answer-p8.htm

の問15。最小曲げ半径を板厚の1/10にするとkは0.32。0.25だと0.35。
中立線が0.5になるには内Rga板厚の5倍。

アマダスクール監修 板金関係の検定の問題と解答
http://www.ai-link.ne.jp/free/learning/kouza/kouza-top.htm