ティグ/TIG溶接のアーク長で電流調節してない?

いつまでたっても上手くならん

なんでかなー?。

  1. スイッチが使って無い
  2. 電極の先と母材間、アーク長ね。スイッチ代わりにアーク長で調整している

当てはまって無いかもしれないけど人は無意識に穴が開くくらい溶け出すと遠くにするのが普通かな-って。

ティグ/TIGアークスポット0.1秒までだけど0.02秒くらいならパルスを使えばできる

どうするかというとパルスとパルス幅の設定をする。そして、クレータなし。押してる間だけアークが出る。

パルスなので連続するがスイッチ/ボタンで入れる秒数を短くできればアークスポットのように1回だけ0.025秒間、特定の電流を流せる。次図の緑の行。パルス周波数を2Hz(ヘルツ)、パルス幅を5%にして、溶接電流を4A、パルス電流を100Aに設定すると100Aの電流を0.025秒間流すことができる。

計算が面倒なのでExcelで表(WIKI)を作った。

まず、A列がパルスのHz(ヘルツ)の設定。数値の意味は、秒間に何回、溶接電流とパルス電流に切り替わるか設定値。例えば、1Hzだと1秒間に1回溶接電流からパルス電流に切り替わる。パルス幅が50%だと0.5秒間は溶接電流で次の0.5秒間はパルス電流。

B列が1パルス?の時間(秒)、1Hzだと1秒、2Hzだと0.5秒、3Hzだと0.3333秒、4Hzだと0.25秒。で繰り返す。2Hzだと0.5秒以内に溶接電流とパルス電流がある。パルス幅を5%にすると0.5秒間の中で溶接電流が95%、パルス電流が5%なのでパルス電流は0.5×0.05=0.025秒(D列)、溶接電流は0.5秒×0.95=0.475秒(C列)で切り替わる。0.5秒以内でスイッチ/ボタンを離す/切るとだいたいそれぞれ1回だけ流れることになる。

パルス幅を5%にして、溶接電流を4A、パルス電流を100Aに設定すると100Aの電流を0.025秒間流すことができる。

さらに、

3Hzにして大きい電流を100Aくらいに、小さい方を4A(最低)にします。高い方の電流は1Hz中の5%だけ、つまり、100Aは、0.00166666秒間流れることになる。

0.33333秒以内にボタンを離すと1度だけの0.016666秒間100Aとなる。

ダイヘンのDA300PWelbee Inverter A350Pだとパルス幅の最低が5%が最低でした。(0.02程度にするのはパルス周波数の5%の時間。人の指でスイッチ/ボタンのOnOffを早くやれば0.2秒程度ならできる。つまり、2Hz。

スマホのストップウォッチでやってみて下さい。大体、0.2前後です。だから2Hzでスイッチ/ボタンを押してすぐに切ればできるでしょう。0.5秒以内でスイッチ/ボタンを切れば0.025秒が可能です。図の表の緑の行。)

ただ、いちいちスイッチ操作するのはどうかなー。

1秒近い時間があれば移動してそのままアーク。

心地いいのは1.3Hzか1.2Hzかと、心臓は1分間に70-80回なのでの平均して75回/60秒周波数は1.25Hz。胎児の時に聞いてるから心地いいらしい。ホワイトノイズも血流の音で心地いいらしい。

ま、

0.8Hzにすると1秒以上は4A。0.063秒100A。

実際に1mmステンレスで突き合わせ溶接したら0.8Hz。5%150A、95%4Aがいい感じだった。電極Φ2.4。遮光番号10番くらいでないと見えなかったので平均20Aくらいかな。なんせ平均電流はチカチカして表示してくれるがほぼチカチカ4Aでした。

パルスに従って進む。毎回切らない。4Aの時が長いので電極が母材から離れると高周波の状態になる。近づけると高周波が無いか見やすいかな。

1.2Hzでやるなら5%の時が0.042秒なので0.8Hzより短くなるので電流は上げる170A。下は同じ4A。

平均電流は、150A*0.o5+4A*0.95=11.3A(1.2Hz、165A*0.05+4A*0.95=12.05A)。計算では結構低い。やりやすいはずだ。0.8Hzなら切れているというか4Aの時間が1秒弱あるので移動もゆっくりできる。

0.8mm厚のSUS304も楽勝でした。隙間があるとだめだけど。Φ1.6にしたらもっと簡単かな?。1.6は母材にくっつくと面倒だから2.4。