トーチの角度

炭酸ガスアーク溶接のトーチの角度は、 溶接中、わかりにくい。 ?? いえ、 ワイヤーでわかります。 初心者は、 突き出し長さを確認しないといけません。 そこで、 ワイヤを見る。 当然、 角度もわかるということです。 慣れ … “トーチの角度” の続きを読む

炭酸ガスアーク溶接のトーチの角度は、

溶接中、わかりにくい。
??

いえ、
ワイヤーでわかります。
初心者は、
突き出し長さを確認しないといけません。
そこで、
ワイヤを見る。
当然、
角度もわかるということです。

慣れると、
見ません。
どんな角度になっているか
体が知ってます。
 

送給装置のローラーが1つとか2つと思ってた

炭酸ガス/半自動アーク溶接のワイヤ送給装置のローラーのこと。
(野球じゃないんだから送球→送給なのようね)
ここによると
シングル駆動とダブル駆動と言うらしい。
それぞれ、
2ロール方式と4ロール方式。

4ロールはアルミにはええな。

フラックス入にもいいわ。
うちではソリッドがほとんどだが
時たま
フラックス入りを使う。
2ロール方式ではローラのバネはおもいっきり締めている。
だから
フラックス入りに入れ替えると
ノズルから丸まったワイヤが出てくる。
ワイヤは楕円につぶされてるんでしょ。
ひどいと
ローラで座屈している。
4ロール方式だとバネをおもいっきり締める必要が無いのでしょうね。
4ロール方式は、アルミのMIG溶接に使うだけじゃない。
アルミは4ロールでないと。
今は、フラックス入りを使うなら4ロール方式かな。これしか売ってないかもしれん。
それに、4ロールは手でドラム(ワイヤが巻かれている丸いリール)を止めることができない。
強力だ。
2ロールは、止めれる。

こちらのサイト勉強になります。m(_ _)m。

半自動の突き出し長さと電圧の覚え方

電流と突き出し長さの関係 100A 10mm 200A 15mm 300A 20mm さらに 電流と電圧の関係 100A 20V 200A 25V 300A 30V 大雑把。 よって、 電流と突き出し長さの関係だけを覚え … “半自動の突き出し長さと電圧の覚え方” の続きを読む

電流と突き出し長さの関係
100A 10mm
200A 15mm
300A 20mm
さらに
電流と電圧の関係

100A 20V
200A 25V
300A 30V
大雑把。
よって、
電流と突き出し長さの関係だけを覚え、電圧はプラス10

100A 10mm    20V
200A 15mm    25V
300A 20mm    30V
当社の溶接機の定格容量が350A。
だいたい、機械に書いてある数値って能力。
溶接なら最大電流。
プレスなら最大トン数。
厚物(15mm以上)、高速な溶接が無いので

100A 10mm    20V
200A 15mm    25V
覚えるのは、この2つ。
実際に覚えるは、電流と突き出し長さだけ

100A 10mm 
200A 15mm
電圧はプラス10と覚える。

大雑把だが、どうせ調整するから目安。
一元を使うならなおさらね。
「このブログを書いてる人はよく知ってるね」って思ってもらうために、
一言?、

計算式もあります。
100、10、200、15と覚える方が簡単。
究極
200A,15mmかな。

何で炭酸ガスアーク溶接だけ「電圧」の調節ツマミがあるの?

かっこいいからという訳ではない。「アーク長」の調整のため。そう、炭酸ガスアーク溶接は、半自動溶接とも言う。ワイヤーが自動で供給されるからだ。自動で供給、機械が供給してるから人はアーク長を調整できない。(アークはワイヤの先 … “何で炭酸ガスアーク溶接だけ「電圧」の調節ツマミがあるの?” の続きを読む

かっこいいからという訳ではない。
「アーク」の調整のため。
そう、
炭酸ガスアーク溶接は、半自動溶接とも言う。
ワイヤーが自動で供給されるからだ。
自動で供給、機械が供給してるから
人はアーク長を調整できない。
(アークはワイヤの先端から出ている)
え、
アーク長?
突き出し長さ」じゃないん?
そうですね。
被覆アーク溶接やTIG溶接(アルゴン溶接)をしたことないと
「アーク長」?。
でしょうね。
溶接の基本中の基本
「アーク長」が一定だからアークが安定する。

だから、
炭酸ガスアークは、手棒やTIGに比べて習得しやすい。
工場でよく使われるのは習得が楽だけじゃない。
効率がいいから

写真は、アークは出してない。
ワイヤと母材の間にアークが出る。(200A以下だとだいたい母材にワイヤが付いてから、アークが出る、短絡移行、Youtube1分ぐらい短絡移行
ここでは突き出し長さが10。
100A 10mm
200A 15mm
300A 20mmって覚えておけばいい。
近すぎるとノズルが汚れるから、電流を上げると自然に長くなる。
なお、
突き出し長さは、抵抗になる。オームの法則ね。
突き出し長さが短いと電流が上がるのでよく溶ける。
手元で電流調整ができるということ。
電圧調整は、自分が使う突き出し長さに影響する。
突き出し長さ、200A
先端径15って売ってないので、16mmかな。
トーチの仕様 ダイヘンのWTCX-2001
●定格電流(A):200●使用率(%):50●適用ワイヤ径(mm):(0.8)、(0.9)、1.0、(1.2)●ケーブル長(m):3.0●冷却方式:空冷

アーク長を長くしたい=>電圧を上げる
アーク長を短くしたい=>電圧を下げる
(電流と突き出し長さは一定にして調整。通常は、溶け具合=電流を決めてからする)

感覚的に電圧を調整方法は以下のようなやり方、考え方
ワイヤーが母材に当たるような感覚がする=>アーク長が短い=>電圧を上げる
ワイヤーが玉のようになって落ちていく=>アーク長が長い=>電圧を下げる

電圧は電流と関係する。
電圧を上げて、電流を上げるとアーク長の調整にならない。
電流で溶け具合(溶ける量)を決めたら、そのままで
アーク長を調整の「電圧」だけを触る。

電流と電圧の調整ができたら
炭酸ガスアーク溶接ですることは、突き出し長さを一定にすること。
だいたい、100A程度で10mm、200Aで15mm、300Aで20mm。
・狙い
・溶接スピード
・角度
などは、他の手棒やTIG溶接でもある。
炭酸ガスアーク溶接の特徴は「突き出し長さ」と「電圧」。 
プールの先頭でアーク出さないと母材が溶けないことも特徴。 

半自動アーク溶接機の電源特性のため電流が大きく変わる

電源特性=機械の電気部分の作り方のことだが、特性のことよりここが言いたい。 ・被覆アーク溶接機:アークが長くなっても切れないように電圧が変わる(電流の変化は少ない) ・半自動アーク溶接機:突き出し長さの変化で大きく電流が … “半自動アーク溶接機の電源特性のため電流が大きく変わる” の続きを読む

電源特性=機械の電気部分の作り方のことだが、
特性のことよりここが言いたい。
・被覆アーク溶接機:アークが長くなっても切れないように電圧が変わる(電流の変化は少ない)
・半自動アーク溶接機:突き出し長さの変化で大きく電流が変わる(電圧の変化は少ない)
被覆アーク溶接とTIG溶接は人がアーク長を決める。
しかし、これらの溶接機は電流が安定するようにしてくれる。
溶け方が安定している。溶接にはとってもいい。
一方、
半自動アーク溶接は、機械がアーク長を決める。
半自動アーク溶接は、アーク長を一定にするために電流を大きく変化させることができる。
突き出し長さが長いと200Aにしていても150Aになる。
突き出し長さの抵抗によって電流を変えることができる。
突き出し長さが長いと、溶け込み不足が。 
溶け込み不足って、建物や圧力容器には大敵。 
炭酸ガスアーク溶接の欠陥は、この突き出し長さが長いと起こる。
逆に、突き出し長さを短くすると200Aの設定が250Aぐらいになる。
突き出し長さを適切で、一定にすることがとても大事。
ただ、
溶接中に溶接電流を変える技は、半自動アーク溶接(炭酸ガスアーク溶接)機だけ。
 

半自動溶接 ワイヤー交換して初めにブロー(泡)が入る

ワイヤーを取り替えて 溶接を始めると 「あ 風か!」 ブロー(溶融池/プールに泡)が入ることがある。 (冷えた状態でビードに泡のあとが見える) 実は風ではない。 ワイヤーが古いか、屋外などに置きっぱなしで サビがあったり … “半自動溶接 ワイヤー交換して初めにブロー(泡)が入る” の続きを読む

ワイヤーを取り替えて
溶接を始めると
「あ 風か!」
ブロー(溶融池/プールに泡)が入ることがある。
(冷えた状態でビードに泡のあとが見える)
実は風ではない。
ワイヤーが古いか、屋外などに置きっぱなしで
サビがあったりすると時たまこのようなことがある。
外側の一巻きを使い切ると問題なくなる。
長いこと使ってないワイヤーを使う時は気をつけよう。

ブローが入るのは
溶接の開始部分だけではありません。
ビードを引いている間で風が無くてもブローが入る。
って思っている方。
ワイヤーの状態を確認しましょう。サビてませんか?

それより、
ブローに気づかないとか、
雨などで濡れても平気ではいけません。

普段は、
外国製?のJIS規格外か相当を使っていて。
JIS溶接検定試験のために
ほったらかしにしておった日本製ワイヤーをJIS検定試験会場に持っていく時は
必ず、試験前に練習してワイヤーを使っておく。
そしたら
外周一巻き程度の不具合も解消できるかもしれない。
強度はソリッド
見た目はフラックス
JIS検定試験に使うワイヤは、
ソリッドにしよう。

半自動溶接のすみ肉 狙い位置 アンダーカット

すみ肉溶接は、横から見るときれいな三角形で、表面は平らなのが見た目がいい。 手棒の場合は、フラックスでビード(溶けた金属が固まったとこ)を抑えられる半自動溶接の場合で、ソリッドワイヤを使っているとフラックスが無い分。ビー … “半自動溶接のすみ肉 狙い位置 アンダーカット” の続きを読む

すみ肉溶接は、横から見ると
きれいな三角形で、表面は平らなのが見た目がいい。

手棒の場合は、フラックスでビード(溶けた金属が固まったとこ)を抑えられる
半自動溶接の場合で、ソリッドワイヤを使っているとフラックスが無い分。
ビードがメチャクチャになりやすい。
特に200A以上だと熱が入りすぎ三角形がダレる。
以下のように若干下向きで下側の板を狙うようにすると三角形になる。
立ての板の方が簡単に溶けるので狙いは下側の板。何でかはここ
下の方を沸かすのと
湯だまりで盛り上げる感じ。
短絡移行な150A以下で使うと立ての板があまり溶けません。
Φ1.2ワイヤで130A程度でゆっくりやるなら見た目はキレイにできる。のだが、ここは200A以上で。
電流を上げるとは、縦の方の板が溶けやすいということ。だから、下側を狙う。
ここには「ワイヤの線ぐせ」という記事がある。記事の中でスタート時は下側、だんだん隅/コーナー部を狙うとあるが同感。だんだん温まるからね。「ワイヤの線ぐせ」ってこちの「4.溶接線とワイヤの線ぐせ方向が直交している」)

半自動すみ肉200A以上の狙い

1層がほとんどだが
2層おくなら、
2層目の1パス目(下側)を置いた状態で
見た目はかなりの平たいビードで2層目2パス目を上に置くときれいな三角形になる。

300A。30V。下側を狙って。角度は、上の絵は40度としているが50度くらい。
たれないようにアークで押す感じ。
でも、
狙いは下の板。
隅より手前を狙い。少し前後にしながら狙っている位置を確認している。
長さは200mm。55秒で終えている。溶接スピードは約200mm/分

 

脚長は底面が6-7、縦面が8。
縦側の方が高くなった。 
後退法。引く。引き角。
進行方向へのねかしぐあいは直角よりねていればいい。進行方向にかなりねかせても問題ない。 
ビデオのように
ウィービングは、進行方向に前後。ワイヤの勢いで立面に溶着金属を上げるっていう感じ。
進行方向に直角にウィービングするといけません。立面から下に下げた時にアンダーカットがでる。やるなら、下げはゆっくり。
これは横向き溶接で、進行方向に直角にウィービングするとアンダーカットができるのと同じ。
ワイヤはSE-50T 1.2mm。 薄板用なんで、少し柔らかいかな。
SE-50だと固めなのでダレません。 
SE-50なら絵のような角度40°でいい。 このくらいになるとDW-100とかフラックス入の出番ですね。
フラックス入りワイヤでこんなんがあります。8脚です。 
参考1 下の方に2つの電極ではさんで湯だまりを作る。一つで人がやるのも湯だまりつくる。
参考2

一元なら
300Aで電圧を3ほど(30度)下げるとビードが膨れた感じになり、アンダーカットもない。

300Aとなると
遮光ガラスは、12番ないと私は眩しい。
若い頃は13番を良く使っていた(今は真っ暗)。年齢や人それぞれ。  

最後にいろいろ。

半自動溶接。っていうぐらい半自動(アーク長はメカ/機械が、電圧で決まる)なのは電圧も意識します。半自動溶接しかの設定はありません。電圧は電気の圧力、飛ぶ勢いです。電の、流れが多いとよく溶けるから勢いがあるのとは違います。電圧の設定=アーク長さ。電圧を上げると広くアークが飛びます。

電流 電圧 記憶 覚える 炭酸ガス CO2 半自動 アーク溶接 計算式

ワイヤーが母材に当たるようなら電圧を上げる。(最近の機械は勝手に調整するからなー。当たらんわ。)
ワイヤーの先端が玉になって落ちる感じなら電圧を下げる。こっちの方は最近の機械でもわかる。

150A 20V

200A 24V弱 覚えやすいように25でいい。

溶接機に「一元」の設定があれば覚える必要はない。電流のダイアルを回すだで電圧を機械が自動で設定(デジタルは表示)する。デジタルの機械ならアークを出す必要無し

ダイヘン
パナソニック


電圧のメモリは真ん中にした状態で一元にして電流のつまみを回せば機械がきめる電圧が見える(デジタルの溶接機、動画あり)。150Aで20Vが覚えやすい

被覆アーク溶接、TIGには電圧の調整って無い。炭酸ガスだけ電圧まである。さらに、被覆アーク溶接、TIGはアーク長が変化しても電流は一定に機械がしてくれる。炭酸ガスは電圧は一定に機械がしてくれるが、突き出し長さで溶接中に電流を変更できる。

電圧を求める計算式

短絡移行 だいたい250A以下は、
0.04x電流+16±2
250A以上 グロビュール移行
0.04x電流+20±2

具体的に、

電流と電圧
電流が100A 0.04x100+16=20V
電流が200A 0.04x200+16=24V 25
電流が300A 0.04x300+20=32V 30
よって
100A 20V
200A 25V
300A 30V
と覚える。
覚えやすいようにした。今のデジタルな溶接機は2~3V低い。
3つ覚えるのも面倒だし、100Aから200Aをよく使うなら。

150A 20V

だけでいい。
ついでに、
電流と突き出し長さ
100 10
200 15
300 20

これに10を足せば電圧になる。

100  10+10=20

200 15+10=25

300 20+10=30

覚えるのは「電流と突き出し長さ」
そしてプラス10で電圧。
100 10
これ覚えやすい。だから、無視。
200 15
300 20
この2つを覚えればいい。
300って使わない!なら
200A 15mmだけね。
ん。大胆だから目安よね。
スタートでメチャクチャだと電圧を上げるか、下げるか判断できない。
実際にアークを出して調節するんでスタートでだいたいあってればいいわ。