TIG溶接でアーク長が長いと

良くないよねー。って何が悪い?どうしてイケンの

イロイロ書くから「ハッ」として下さい。

  1. ビードが太くなる→一番注目。溶ける範囲が広い。棒の送りも沢山
  2. 溶かしたい所以外も溶ける→溶ける範囲が広い。棒の送りも沢山
  3. 大穴が空きやすい→溶ける範囲が広いため。棒の送り足りなくなりやすい
  4. 電流を下げたくなる。高いと思う。→アーク長を長くて溶け具合を調整してない?本来スイッチを長めに押して電流を下げる。
  5. 裏波の場合はやりにくい→ルートが溶けにくい。横立上向きでは裏が凹む出っ張らない
  6. 溶接棒にアークが飛ぶ→溶かす所を狙って無いから仕方ない。プールの端に棒を入れること。それでも、アーク長が長いと棒の方が近いのでアークが棒に飛ぶ。
  7. 電極の出し方が短い→物理的にアーク長を短くするのは無理。ノズルが邪魔。電極の先を意識してない

クレーター有り、ダウンスロープ無しで

溶接電流120Aクレーター電流30A

人がスイッチ押した状態から上げて直ぐに押す最短の期間は0.2秒ぐらい。

ボタンを押し続けて離して直ぐに押し続けると0.2秒間120A。ボタンを押してる時は30A。一瞬溶けるが板厚3㎜以上の切れ端の角でも溶け落ちたり穴が空くようなことはありません。

確かに、電流が180Aとか高くした場合、0.2秒以内に大穴が空いたり、棒を入れる余裕も無いなら溶接電流は下げるしか無い。

ティグ/TIG溶接棒の送りさえできれば!右手と左手をたくさん練習する方法。特訓練習

片手でてきる炭酸ガスアーク溶接は簡単。被覆アーク溶接も簡単かも。

片手のティグ/TIGはできても、両手のTIGは。。

バタフライの泳ぎ方を知っていてもできるかどうかは練習。

楽譜が読めてもピアノを弾くには練習。

子供のころ、箸とお茶碗を持って食べるのは大変でしたよね?。覚えて無いと思いますが。ピアノやギターも両手を使う作業はある時間をかけて練習する必要がある。両手を使うTIG溶接は他の溶接より難しい、上手い人は棒の送りが上手いです。

溶接棒の「送り方」と「入れ方」がわかっても。。。タングステン電極の先を溶かす所から2、3mm以下の位置(アーク長のこと。溶けない時は1mmくらいか。溶け具合で近づける)で狙いながら反対の手では棒を安定して送る。これができるようになるには何日か練習が必要です。ここでは、単純なビード置き練習ではなく、ある程度楽しく、そして、両手を同時に練習できる特訓課題を説明します。1時間くらい、1周間続ければ溶接棒の送りへの意識が無くなり、右手のタングステン電極の狙いだけに集中できます。

練習の主体は、棒の送りと送る位置と、スイッチ/ボタンで溶け具合を加減する。練習のコツとしてスイッチ/ボタンを使うこと。

とにかくいっぱいやればいいのですが、なんせ材料の準備だけで時間がかかる。C-2Pで円周の長さは518mmくらい。6本でくらいで3メートルくらいの練習になる。でも、パイプの値段、加工時間を考えるとねー。プロは仕事でするから10メートル?20メートルくらいは毎日するんでしょーね。

練習方法

適当な厚さがある板3.2-6mm。ここでは板厚6mmの平鋼、幅は25mmを使ってます。

トーチの方はアーク長、狙い、スイッチ/ボタンの練習です。(初めての人はアーク長がとにかく長いです。アーク長が長いと溶かす所がどこかわからない。アーク長は電極が汚れない程度に短くしてアークを集中、溶かす位置を決めましょう。溶接棒で電極を汚す場合は上の図のように棒を斜めから入れて板の肩に当てます。)

材料はステンレスは不向き、アルミか鉄がいいと思います。スイッチ/ボタンを使って冷やす練習でもある。ステンレスのプールの状態は明治の果汁グミスライムかな、とにかくスイッチ/ボタンで切って冷やす必要がないからスイッチ/ボタンの練習にならない。

ただ、TG-S50の鉄用の溶接棒からTG-308で続きをしてみて下さい。ここで話している湯流れ(プールという液体の流れ)や、明治の果汁グミの意味がわかります。

ちと、話はそれました。

練習材料の仮付、4から5mmくらいのルートギャップ。隙間ね。6mm以上でも練習になるが、その場合は棒もウィービング?。まずは棒を安定して送る練習なら4.5mm程度から。電流はスイッチ/ボタンの練習なので高目。ここでは120A。3.2mm厚でも同じ電流です。

スッチを使う練習もするので100Aとか電流を下げることでスイッチ/ボタンを押さなくてもいい電流だと溶け具合の調整の練習にならず、右手と左手を同時に使う、コンビネーションの練習になりません。板厚3.2-6mmの場合は120A以上です。

とにかく電流は高めにしてスイッチ/ボタン調節で適正電流値にする練習でもある(だからか設定電流より高いこと、高すぎぐらいでもいいがある程度のテンポでできること)。溶接棒は2.4mmです。クレータは反復の方がいいのですが、冷やすことに慣れてない場合はクレーター有りでどうぞ。素早く冷すためにダウンスロープは禁止です。初期電流とクレーター電流は溶加棒が2.4なので25A。棒が溶ける程度。

慣れてきたら溶接棒を2.0や1.6にする。太いとプールを冷やしすぎることや、細いと電流に関係なく溶かしやすいことがわかります。

初期・クレータ電流と溶接棒の関係は以下です。溶接棒だけを溶かす電流値にします。溶接棒が母材にくっついても外せるような電流。

  1. Φ1.6-2.0は、20A
  2. Φ2.4は、25A 全径これでもいい
  3. Φ3.0は、30A

機械ができる最小の電流は4-10Aですが、あまり小さすぎると目が疲れます。冷やすためのクレータ電流ですのですのでダウンスロープなしで、溶接棒径に応じた電流にします。

自動遮光面も目が疲れます(対策)。スイッチ/ボタンのON・OFFを繰り返す場合は特にです。普通のかぶり面にすると楽さがわかります。アークスタート時も暗いので初期電流で位置を確認してからする必要がありますが、いつも暗い分目には優しいです。

スイッチ/ボタンで冷やさないと板と板の間に溶着金属を渡せないくらいのすき間が練習になると思います。スイッチを押す時間が長いほど平均の電流は100Aくらいになります。溶加棒は、板の肩に軽く当てると送る時に安定します。トーチは、スイッチ/ボタンとウィービングしながら溶加棒の送りは定位置で送っていくのが練習になる。リズムとしては、「パッチン、シュッシュ」スイッチボタンを押して上げた本電流で棒を送る。パッチンはトーチ側、シュッシュは棒側。調子に乗って下さい。

初心者、下向きしかしない方によくあるのが120Aにしているが、アーク長を長くするため100A程度の熱しか入らず。ボタンを押して25Aのクレータ電流にする必要もない。これでは練習にならない。

練習中にアーク長が適正かどうか判断するいい方法があります。

クレータ電流25Aで溶接棒がすぐに溶けますか?。溶けない場合はアーク長が長いです。溶接棒が付いてしまうという方もアーク長が長いはずです。溶接棒が母材に付いてもクレータ電流ですぐに離せるからです。

アーク長で電流を調整していては横向きや立向き、上向きでは通用しません。動画を見て、電極の先がプールに非常に近いことに気づいてください。

ショート版

棒は常にプールに中に入れます。その練習でもあります。裏波を出したくて長く溶かすことをしないで下さい。裏を出すなら電極を裏側に近づける必要がある。開先加工してない場合は、正確な裏波を出すことはできない。下向きの場合は熱を入れる過ぎると裏波らしきものができますが、それって、横向きや立向き、上向きでは通用しません。下向きは熱の入れすぎで裏波をだすことができるが、横向きや立向き、上向きでは局所的に溶かしてすぐに冷やさないと裏波の形がくずれてしまう。

下図は、C-2Hの動画です。開先があるので奥まで電極を近づけることができるので裏波が出しやすい。とにかく、タングステン電極の突き出し長さを多めにして裏にアークがいくようにしないといけない。下の動画も電極がプールに近いことがよくわかる。

棒もプールの一部になるようにします。赤い枠がプールです。横向は上側に棒を常時入れてる。

仮付も練習になります。特に、スイッチ/ボタンの練習に。板厚6mmの平鋼です。幅は25mm。ルートギャップ/ルート間隔は6mmとちと大き目。

ルートギャップ/ルート間隔6mmは大きい。しかも横向きなので手を固定する位置を工夫する必要がある。棒もウィービング?してます。

過去、色々書いてるが、やっぱ練習だわ。練習方法も大事だわ。

TIG溶接棒の送り方リンク集ついでに私も

だから気楽に TIGは両手の動きが違う

ポチッとシュシュ

C-2Pの練習

JIS検定試験 C-2F。基本級でも、片方の開先に溶接棒を置くような感じでやってます。電流は120A、溶接棒は2.4です。クレータは反復です。反復でアークを切る場合は、スイッチ/ボタンを押してプールを十分に冷やしてからトーチを材料から離すことでアークを切ります。

仮付はスイッチ/ボタンの練習になりますね。

ついでに、C-2H

①②がTIG③から⑦が被覆アーク溶接

TIG溶接、溶接棒が玉になる

溶接棒を入れる位置は、プールの端。アークから離れた所。

棒の入れ方、角度も低くしていても玉になる方。アーク長が一定してません。電極がブラブラです。

なお

溶け込み深さは無用

アーク長を長くしてプールを大きく???って。だめだめ!

鉄ティグ/TIG押して進むか離して進むか。とネバネバの話

スイッチ/ボタンの反復の話です。

スイッチ/ボタンを押している状態は、クレーター電流、25A程度(溶接棒2.4)です。

スイッチ/ボタンを離している状態は、溶接電流です。板厚が3mmくらいで80から160Aくらいでしょうか。反復なので溶接電流はスイッチ/ボタン調整なので範囲は広いす。

「(ボタンを押さずに)溶接電流で進む」ことが多いのですが、「(ボタンを押して)クレータ電流/25Aで進む」こともあります。これは溶接電流が低めか高めかによって変わります。

溶接電流が比較的、低い場合はスイッチ/ボタンを離して、溶接電流で進む。よってスイッチ/ボタンを押している/25Aで冷やす時間が少ない。

溶接電流が比較的、高い場合はスイッチ/ボタンを押してクレータ電流/25Aで進む。溶接電流はほぼ一点で一瞬。よってスイッチ/ボタンを押している/25Aの時間が長い。

溶接電流が高いのであっという間に溶ける。そのため進むスピードを相当に早くないと裏波が加熱し過ぎで形は重力まかせになる。だから、スイッチ/ボタンを押して冷やす時間が長くなる。加熱しないようにスイッチ/ボタンを押しながら/25Aで進む(次に溶かす位置に移動)。そして、溶加棒を近づけて一瞬で溶かして溶加棒を入れて直ぐにスイッチ/ボタンを押して冷やす。キッチり冷やさないと形が変わる。

溶接電流が高くても手元で熱量を調節できる利点がある。溶接電流が低いとどうしようもない。

さて、仕事で使う場合は適正電流と電流高目のどっちが早くて、楽でしょうか?

きっと、慣れからしても前者でしょう。大多数が前者ですよね。後者の溶接電流を高くして、溶接は一点で一瞬で終わり、25Aで進むという人は少ないです。

ところで、溶接電流で進み、時たまスイッチ/ボタンを押して冷やす場合は、もう少し溶接電流を下げれば、反復なしで連続で溶接できます。JIS検定試験のように機械が近くにあり仮付け、ルート面、ルート間隔など溶接条件を自分でやる場合は溶接電流の調整をして連続ですることもあるでしょう。しかし、仕事ではルート間隔や母材の温度変化で連続でやりやすい溶接電流は変化します。姿勢によっても進むスピードも変化します。板の端で終わる場合はスイッチ/ボタンを必ず使います。ですから溶接電流を高めに設定しておいて、反復を使って状況の変化によって温度調節を手元のスイッチ/ボタンでするというのが便利で簡単、早いです。

さらに言いたいことあって。

ネバネバのステンレスとは違うよ!!!って話でもあります。鉄は冷やさなあかん!!!って話。以下がネバネバ順です。

  1. チタン
  2. ステンレス
  3. アルミ

TIG用溶接棒です。鉄とアルミだけですが、アルミは氷柱/ツララになります。ステンレスは玉状になります(写真にはありませんm(_ _)m)。

溶けた状態で流れない、形が崩れない順でもあります。TIGの場合は溶加棒を入れれずに単に温めるだけだと薄板の場合は穴が空きますが、ネバネバほどプール(溶融池)が大きくても穴になりません。ただ、アルミの場合は変な凹みや穴になります。アルミ自体(表面以外の中身)の融点は600℃ですが、酸化皮膜(表面とゆうかアルミの周り全部)の融点が2,000℃なので餅のように中だけ溶けるという状態で穴が空きにくく、シワシワの状態になってから穴になる。アルミダイキャスト/鋳物で圧力をかけるのはこのためでしょうね。

鉄は鋳物、アルミはアルミダイキャストがあるぐらいですから溶かすと流れやすい。溶けたらネバネバな材料は鋳物が無い、難しいということです。

何と、チタンやステンレスに鋳物はあります。「チタン 鋳物 難しい」で検索。「ステンレス 鋳物 難しい」で検索。本来、難しいはずなので「難しい」を入れてしまった。^^;。

形ある内に冷やす(スイッチ/ボタンを押す) 鉄の裏波

TIG溶接でスイッチ/ボタンの設定を反復にするのは冷やすため。鉄の溶接のこと。ダウンスロープは0ゼロ、すぐに冷やしたいので必ず0です。こっちでも書いてました。

TIG、鉄の溶接をしない限り、「求める形になったら冷やす」?????。普通、溶接は十分に溶かすことが目的です。「冷やす」という考えね。。TIG、ステンレスでは上向きでも落ち込まない内に冷やすとか進むとかはあまりシビアじゃない。TIG、鉄で初めてスイッチ/ボタンOnOffの便利さがわかる。

ステンレスは粘っこいのでトーチのスイッチ/ボタンにあまり神経質になることは無い。鉄は溶けると直ぐに形が変わる。上向きなんかだと鉄は落ちてくるんでやりにくー!。一方、ステンレスは落ちないように粘っこく張り付いていてくれるんでええわー。鉄に比べてステンレスは簡単。

TIGでステンレスと鉄の要求される技能の比較

  • ステンレスに必要が技能:溶加棒の送り、電極の狙い
  • 鉄に必要な技能:ステンレス以上の溶加棒の送り、スイッチ/ボタンのタイミング、電極の狙い

「反復」はほぼ鉄のためにあるのだが、スイッチ/ボタンを押している時は冷やす(アルミもかな)。スイッチ/ボタンを離すと溶接電流になるのでどんどん進む。溶接電流中に止っていたら「形が変わります!!!!!!」。

今は遮光面があるから切ってもいいのにね。押したらアークが切れて、スイッチ/ボタンを離すと溶接電流。それなら「クレーターなし」の設定でいいじゃん。ってことかもしれないが「反復」に慣れてたらね。「反復」はスイッチ/ボタンを押したら小さく、離すと本電流。「クレーターなし」は押したら本電流だから逆じゃ。

「反復」の場合は、スイッチ/ボタンでアークを切ることはできない。アークを切る時はクレーター電流にして(プール/溶融池をなるべく小さくしてから)からトーチを離して切る。

クレータ電流(通常ステンなら20A、鉄なら25-30A)。この電流は溶接棒が溶ける程度。たまたま母材に溶接棒がくっついた時に溶かす程度の電流です。ステンレスは棒径が2.0、鉄は2.4なので少し違う。クレーター電流は冷やすためなので高くても60A以下、ついでに棒がにっちもさっちもいかない時に溶かすなら最低でも20-30A程度はいる。あまり下げすぎるとアーク自体が小さくなりすぎで見にくいし、冷やし過ぎはブロー/泡を閉じ込める可能性もあります。蛍の光以下。ダイヘンのDA300Pの最低は4A。

形ある内に付ける アルミ練習で仮付け溶接をアークスポットでする

「形があるうちに付ける」が顕著にわかるのがアルミ。

アルミ>鉄>ステンレス>チタン

湯流れが良い順です。湯流れは鋳物(google)の用語です。

2mm程度の板の溶接、特に突き合わせでビードの太さで穴が開く順かもしれん。ただし、アルミだけは大きく凹むが表面の酸化皮膜で穴になりにくい。

鉄の場合はプールが少し凹むという状態が溶接中に認識、見える。やらかいので重力で凹みやすいくプールが大きいと穴があく。ステンレスはぷよぷよなんで凹む感じは見えないし、穴にはならない。

溶接ではやらかい、ねばい、流れるとか穴が空きやすいと言う?。TIGだと先端が溶けた状態の溶加棒をプール以外の母材に当てた時の感覚では飴玉みたいにくっつきやすいのがステンレス(チタンはもっと、ガムテープかな)、鉄はサラサラ、アルミはもっとサラサラ、溶接棒を適当にアークに近づけると氷柱ができるくらい。鉄の溶接棒が赤くなった状態で母材に当たっただけでくっ付くことは無い。アルミはなおさら。

アルミの溶接棒はツララみたいに流れやすい。右の白い方がアルミ。左は鉄用の溶接棒。ステンレスも鉄もツララ/氷柱になったことがない。

JIS検定試験C-2P固定管

JIS検定を受けるには水平鉛直固定管、最高です。東京パワーテクノロジー株式会社様ありがとうございます。

徹底解説はこちらでしょう。JIGEN WELDING 溶接研究所様ありがとうございます。Arcweiding【JIS手溶接C-2P 専門級】徹底解説!!合格までの流れその

こちらはT-1Pの裏波ざんまい。講習3日目続き。WeldingTV【溶接工社長】様ありがとうございます。

どちらも勝手にリンクさせてもらいました。m(_ _)m

溶けても粘いステンレスと違ってサラサラ鉄は形ある内(裏波を重力に逆らって盛るため)に冷やさないといけないことが良くわかります。

ティグ/TIGのアーク開始時ブロー

TIGはまず入らないでしょ(プリフローは必要ですが)。

アークスタートのブローは、被覆アーク溶接や炭酸ガスアーク溶接では入りやすい。

TIG以外は母材が冷えた状態で溶加棒が入るからね

TIGでは先に母材を溶かしてから、溶融池(プール)の大きさを確認して溶接棒を入れる。

ステンレスをTIGで溶接する時は特におだやかにビードがおける。

ステンレスのTIGならアークスタートでのブローは無い?。レントゲンせんとわからんが。キレイにしてらた風が吹く以外に要因が無い。

ビードの開始をTIGと炭酸ガスアーク溶接と比べるとよくわかる。アルゴンガスを使うMIGであればもっとわかりやすいかもしれん。母材に比べ溶接棒は簡単に溶けるしね。

ただ、ペンキや錆など不純物があるといけません。黒皮という錆のある黒い鋼板にビードをおくとわかる。

TIGでブローの嵐は、黒皮の付いた鉄にビードを置くと気持ち悪いくらいブローを見ることができる。溶接棒を多めに入れると脱酸剤Mn,Si/マンガン、ケイ素のおかげでブローは減る。

何が言いたいか

母材だけ溶かすことができるTIGの特徴です。溶接棒を加えず母材を溶かすことができるのですからブロー(泡)を閉じ込めることなく表面に出るまで熱を加えることができる。

棒を先に溶かすのはギャップが大きい時の仮付け溶接ぐららいです。棒が先ということでは無いが、C-2P(鋼材ね)とかルート間隔を4mmくらいにした場合も棒と開先が溶けるのは同時かも。クレータ電流でゆっくり冷やせば大丈夫。