音としては、
100Hz以上だと「ビー」です。数えられません。
100Hz以上で使うのですが、大抵の機械は300Hzとか500Hzくらいが最高です。通常、最高に設定します。100Hzは効果が感じられるのが100だったとうことです。デジタルの場合はボタンを押して変更するタイプなので1.5Hz⇔500Hzの変更が面倒なので100Hzを超える程度の130あたりを使ってます。下図のアナログなら500Hzにします。
電流は下が最低(4Aぐらいが最低かな?機械による)と上が、通常の電流の倍に設定する。上とか下とか書いてるが、溶接機ではパルス電流、溶接電流の設定になる。どっちかを上にしたらもう片方が下の電流です。どっちでもいい。どうせ切り替わるのだから。
具体的に普段70Aでしているなら上を140Aにする。通常、半分4A、半分140Aと切り替わるので平均すると70(正確には4+140=144。144/2=72A)。
拍子がとれるくらい。つまり、数えられるくらいのテンポはアナログのTIG溶接機では低速(下図赤い枠)としてが書いてある。次図は、ダイヘンのアナログメータのTIGです。
脈拍パルスって勝手名付けたのは1.3Hzです。脈拍は、だいたいの人が80回/分。秒に直すと80/60秒=1.333333。ビートの効いた?感じはもうちょっとアップテンポ2Hzとか3Hzかもしれません。
手をたたきながら「タンタンタン・・・・・」は1.5Hzくらいでしょうか。
脈拍パルスの電流の設定では、最低(4A程度)は使わない。100Hz以上の時のように最低(4A程度)でアークは切れないが、0.3秒とか4Aでアークは発生しないだろう。だからアークが切れる。アークスタート、終了の繰り返しのようになるのでクレーター処理ができる程度に上げておく。低い方は上の1/3くらいにする。熱の変化が大きすぎるのも良くないだろう。例えば上80A、下70Aだとパルスしなくてもいいわ。
活用点は、100Hz以上が使える。うるさいが。
100Hz以上は、2つの効果がある。アークの集中とプールを叩く効果だ。アークの集中は、隅肉をやるとよくわかる。溶けやすいし、叩くのでプールが流れやすい。早く作業ができるというわけ。
脈拍パルスの方は、プールが大きくなったり小さくなったりする。これを利用して板厚の違う溶接が簡単にできる。もともと、プールが大きくなったり小さくなるのでプールの大きさが意識しやすい。これを利用して、板厚の厚い方にビードの中心を置き、プールが広くなった時に板厚の薄い方が溶ける程度で移動する。例えば、板厚3mmと1mmの溶接だとして70Aと30Aにする。3mm同士の突き合わせで70A、1mm同士で30Aという感じです。やりやすさとスピードによって電流を変えます。