まず、勘違いをしていませんか?
m(_ _;;m
ビードをおくだけならしっかり母材を溶かす?。不要。表面だけ溶かす。TIGは母材の表面が溶けた上に盛るだけ。
母材の溶け込みの深さは最小でいいのです。下図の上側のイメージ◎。下図の下側のイメージは✖。
TIGはビードを置くだけなら溶け込みを気にする必要はありません。
だから、母材が溶けたらサッサと進む。
余計な熱を入れてはいけません。
TN-Fみたいに2層目をひくことはあまりないので仕方ないかもしれませんが。TIGの場合は母材が溶けた所に溶接棒を入れるので溶込み不良はありません。
TN-Fの2層目を盛るために
- プールの見た目は水玉状。電極はプールの中心を狙う。プールの先頭を狙わない。母材を直接狙わない。母材に熱を入れない。
- 電流を最低の60Aにする。これで盛れない方は相当進むのが遅いです。または、アーク長が長いためプールができにくくて進めないかもしれません。アーク長を長くしてプールを大きくする?。ってな考えせんとウィービングをして下さい。
- 熱を入れないように進むために必ずウィービング。ウィービングをしっかりして、1層目のビード両端をしっかり狙う。
- 1層目にひいたビード両端が見えない方。教科書的には100A以下遮光番号10番ですが、11番や9番を試して下さい。
- プールの周辺に凹みや影のようなものが見えたらプールが凹もうとしてます。裏波じゃないんだから、どんどん先に進めて下さい。
手早くやるにはウィービングも手早く
TN-Fの2層目を安定させるコツ
実際に溶接する時は、このカメラのように見える位置ではありません。
目の位置は溶接線上の最後から始端の方まで見える位置です。ウィービングの振り幅と1層目のビード幅がしっかり見える位置です。
(Visited 297 times, 1 visits today)